7 西岡剛 内野手 25歳 年俸1億7000万円
【2009年成績】 120試合 454打数 70得点 118安打 打率.260 24二塁打 5三塁打 14本塁打 41打点 26盗塁 72四死球 76三振 得点圏打率.244
開幕前に200本安打と首位打者獲得をぶち上げた2009年のシーズンでしたが、終わってみれば首位打者はおろか打率が4分も下がる期待はずれの1年でした。
打順や故障時の対応などベンチの迷走に足を引っぱられた感はありましたが、西岡自身の問題に大きな理由があることは否めません。
異例の3年契約も来季で最終年となり、2012年のFA権取得を視野にどういった契約となるのかが注目の的となる来季のオフに向けて、2010年の西岡からは目が離せません。
地元最終カードでのヒーローインタビューで男を上げた西岡ですが、その言葉の真価が問われるのはこれからです。
普段のプレーから真剣さが見られないとの指摘はこれまでも多くしてきましたが、ああいった発言をした以上は今後は手抜きのプレーをできるはずもなく、もしするようですと相当な非難が集まるであろうことは想像に難くありません。
自分のことを棚に上げて、とここぞとばかりに攻撃をする輩も出てくるでしょうし、失望をするファンも少なくはないでしょう。
そうならないためには、自らを厳しく戒める必要があります。
そんな西岡にさらに枷をかけるようにキャプテン就任を指名した西村監督は、実は意外な策士かもしれません。
何にせよ、無尽蔵なポテンシャルを遺憾なく発揮をするためにはいいきっかけだと思いますし、そういう意味ではあの騒動にも感謝をしなければならないのかもしれません。
その西岡の新たなスタートのためには、しっかりとした体作りが欠かせません。
今のままで気持ちだけで体を動かしても故障に繋がるだけですし、虚弱体質と手抜きという絶妙なバランスだった両者を、健全な肉体と全力プレーに置き換える必要があります。
やれ首だ太ももだ足首だと故障の嵐だった今季を反省して、しっかりと走り込んで下半身の強化をするのはもちろんのこと、強い体幹を作り上げることが必要です。
せっかくの才能が脆弱な体質によって開花をせずに失われること、これだけは絶対に避けなければなりません。
未だトレーニングコーチの後任が決まらないことが不安材料ではあるのですが、自覚を持ってやっていってもらいたいです。
そして来季は核弾頭としての自分を極めること、そこに目標を置くべきだと考えます。
西岡が目指しているのは松井稼頭央であると確信をしていますし、最終的に3番を打てるようになることはファンとしても期待をしていますが、まだ早いと思います。
今季の序盤にベンチの失態で3番を任されたことが西岡にとっては不幸でしたし、バッティングに狂いを生じさせた第一歩でもありました。
大振りに拍車がかかってしまった今季を反省して、確実性を増すことを目指すべきでしょう。
だからと言って足を活かすために叩きつけるようなバッティングをするべきだと言うつもりはありません。
その長打力は西岡の魅力の一つでもありますし、チームにとっても大きな力となります。
求めることはシャープに振り抜くことで、強く振ることとの違いを理解をしたときこそが西岡が3番を打つときです。
その足がかりとなる2010年になるよう、3割3分と40本の二塁打、10本の三塁打を目指して頑張ってもらいたいです。
盗塁王の奪還も西岡にとっては必要でしょう。
単に盗塁王という意味ではなく、次の塁を貪欲に狙う姿勢を養うことが西岡のプレーに好影響を与えるだろうと考えています。
幸いにも今季は昨年に比べて盗塁への意欲が高まりつつありましたし、以前のフリーなら50盗塁は軽いとの豪語を実現するにはもってこいの環境が来季には整っています。
足腰の鍛錬が実を結べば自己最多の記録での4年ぶりの盗塁王は夢ではないでしょうし、そうあって欲しいと願っています。
守備ではスローイングがやや安定をした感があり、これが福浦の後を意識したことによるものであれば考えてプレーをしていることになります。
ベンチのサインではない中で打者やケースに応じて守備位置を変えているのは西岡だけですし、そういった地味な動きは評価をしています。
ただグラブだけで処理をしようとしていることがたまにあったことは反省をしてもらわなければなりませんし、投手が滅多打ちにあったときの「なんだよそれ」という素振りは頻繁に投手に声をかけている西岡らしくはなく、投手にカツを入れるための特別なケース以外では封印をすべきでしょう。
ゴールデングラブ賞は打撃やチームへの貢献も加味をされる名ばかりのものですから過剰な意識は不要ですが、それでも文句なく選ばれる華麗かつ堅実な守備に期待をします。
8年目、25歳でのキャプテン就任は贔屓との見方もされるでしょうし、自らの言動がチーム内でどう受け止められるのか、そこを思い知らされる来季になるでしょうから、西岡にとっては正念場のシーズンとなる2010年です。
現代っ子の象徴とも言われる西岡がどこまでそのプレッシャーに耐えることができるのか、逆に言えば耐え抜いたときの西岡の輝きは半端ではないでしょう。
そのためには全てを西岡に負わせるのではなく、大松や今江らの中堅どころが自分らのことと思ってチームをまとめていく必要があります。
そしてそれをバックアップをする堀や福浦らのベテラン、そんな理想的な構図となる来季を夢想することにします。
【オリオン村査定】 1億7000万円 → 1億7000万円 (±0%) ※3年契約
先頭打者ホームランくらいだもの。
何か、プレーが荒かったです。
年棒は、減額していいでしょうね。
来シーズンに向けては、
体幹をしっかりすること。
食生活をしっかりしてほしい。
食べるものにもっと気をつけること。
今、しっかりと体を鍛えないと、
選手生活をずーっと続けるのは、
難しいように思いますね。
西岡選手は、結婚したら、
もっとうまくなるように思う選手の
ひとりのような気がする。
応援ボイコットされた異様な雰囲気の中、しっかりヒットを打ったり結果を出したりするなんて、素晴らしすぎます。現場で見ていて泣けました。
来年、どれだけ活躍するか、楽しみです。応援しています。
なお、彼は打順は1番が適しているんじゃないかな。
そのためにも、とにかくケガに強い体を。
清原の轍を踏まぬよう、30代になってから後悔しないよう、今の内にしっかり鍛えて欲しいです。
シーズンを通しての集中力。一試合、一打席、一球にかける集中にどうもムラがありすぎです。あの横断幕騒動後の集中力をシーズンを通して発揮できればすぐに結果は付いてくるだろうに。
来季こそ西岡が大きく成長する2010年になってほしいですね。キャプテン指名は個人的に正解だと思います。
今季もやはり怪我により離脱して、チームが勝てない事が多くなったが、いつのまにか大松に代わるホームランを打てば勝てるという不敗神話まで作るようになり、今後のオフはどう過ごすのか注目しております。
来季は主将に任命されたけど、当然ながら全試合出場が出来るようにしっかり体を作り、今季のヒーインの言葉を胸に戦ってほしいですね。
キャプテンに任命はピッタリだと思います。
あのヒーローインタビューは、西岡が言ったからこそあれだけの反響を呼んだのだと思います。それだけチームに与える影響力が大きな選手です。キャプテン任命を機に、チームの中心選手であるという自覚をこれまで以上に強く持っていただきたい。05年にたくさん見せてもらった「はつらつとしたプレー」を来季もたくさん見たいです。
彼のようなタイプの選手は、表ではチャラチャラしてますが裏ではおそらくかなり努力をしてるでしょう。
だからこそ今年の成績に腹を立てているだろうし、特に「祝110安打」には痛いところつかれた。とかなり悔しい思いをしてると思います。
もともとPLに入れなかった悔しさをバネにして、高校生NO1にまで上り詰めてきたような、逆境をバネにする選手ですから、来年は本当に200本安打を達成してくれるんじゃないかと、淡い期待をしてます。
複数年契約ですから減俸はできないでしょうが、WBCに選ばれなかったことでの1000万返上みたいな申し出があるかもしれません。
ようやくブログでキャプテン就任について受諾をする決意を表明しましたし、責任感という言葉も口にしてくれました。
私は成瀬が結婚をすれば大きく育つと思っていましたし、近いうちに嬉しいニュースが飛び込んでくると信じていますが、西岡も仰せの通り身を固めることで飛躍する選手なのかもしれません。
願わくばヘキサゴンに出演しませんように。
>まりんずちゃんさん
1番か3番か、悩ましいところではあります。
長打力のある核弾頭というのは相手にとって驚異的ですし、足を活かせる選手はトップに置きたい気持ちもあります。
ですから3番に適任がいれば無理に西岡を据える必要はないでしょうし、西岡の「3番は福浦さんのもの」という言葉が全てを表しているように思います。
福浦が現役を退いた後に3番の適任がいない、そして西岡は1番としての役割を極めている、次のステップに足を踏み出すのはそのときでしょう。
>junさん
清原、間違った道を歩んじゃいましたね。
今江もボクシングトレみたいなことをやっていましたが、格闘技と野球とでは使う筋肉が違うわけですから、勘違いをしないよう願いたいものです。
行き過ぎたウェイトトレーニングも同様で、西岡に限らずしっかりと走り込んだ選手に明るい未来が待っているという先人の例を忘れずにいてもらいたいです。
>svさん
今春は中田や平田らを引き連れて大阪桐蔭グループを形成していましたが、まだまだ先輩に教えてもらうことはあるはずで、自覚は大切ですがお山の大将にならないようにしてもらいたいです。
>伊予カモメさん
あまり気負われても困るのですが、いろいろと考えてキャプテン就任を決断したことを評価したいです。
ただ若いから、ということで考えているようなのがちょっと不安はありますが、自分の立ち位置を自覚するにはナイスな判断、西村監督に期待が高まります。
>ちょろさん
キャプテンが試合に出ていない、なんてことは恥ずべきことですから、全試合出場をするぐらいのつもりで頑張ってもらわなければなりません。
それはもちろん怪我を押してでも試合に出るべきだ、ということではなく、怪我をしない体作りをするということです。
秋季キャンプから春季キャンプにかけて見違えるような体つきになった西岡を、お尻がぱんぱんなユニフォームを、「普段着が格好悪くなった」と嘆く西岡を見てみたいです。
>JFさん
3割30盗塁は最低限、私は最低でも50盗塁を目指して欲しいですし、それを許す西村監督だと思っています。
失敗を恐れずにどんどんと走れば、それが成功に繋がらずとも投手にプレッシャーを与えて打者に好影響を与える、まさに飯島秀雄効果でもよいとすら思っています。
とにかく塁に出たら必ず走る、そのぐらいの西岡であってもらいたいです。
>ティックさん
キャプテンの重責に潰されるか、あるいは逆手に取ってエネルギーとするか、是非とも後者であって欲しいです。
仰せの通り表面上ほどちゃらちゃらしてはいないとは思いますが、かと言ってこれまでストイックに練習をしてきたかと言われれば疑問なところもあります。
才能を食い潰してきての今の西岡ではないことを願いたいのですが、清原になってしまう素地はありそうですから、今回のキャプテン就任が西岡にとっての人生のターニングポイントになることを願っています。
盗塁の意識が戻ってきたこと
注目されると余計張り切る選手なので、あの発言以降注目されているので期待しています。
西村監督のキャプテン任命は、すべて考えた上での任命だと思うので、剛が変わるきっかけになってくれればと思います。