オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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ちょっとした昼間の散策

2010-11-21 03:43:35 | 独り言

 

今日は中国での初の週末、ではあるのですが普通に仕事をしていました。
ただそれだけではつまらないので昼食の際にスーパーに寄って、何か面白いものが無いかとの探索です。
思っていたよりも品揃えは良く、何を買うでもなくぶらぶらとするだけでも楽しめました。 

目についたのは日本でもよく見る商品で、とりあえずのネタとして午後の紅茶とポッキー、そしてロッテのチョコパイを買ってみました。
合わせて25.7元ですから300円ちょっとなので安いと言えば安いのですが、今日の昼食が27元でしたので微妙な感じではあります。
衣料品や日用雑貨も同様にさほど安くはないので、庶民の外食だけが異様に安いのかもしれません。

午後の紅茶は日本語での表記もありますが、味は微妙に違う中国仕様です。
全体的に甘さが強く、菊茶にも氷砂糖を入れる習慣のある中国ならではなのでしょう。
それだけ甘い生活をすれば欧米人のように太った人が多くなるのではとも思いますが、見る限りでは日本人と似たような体格の人がほとんどのようです。
むしろ普段とは違って朝食を食べていること、脂っこい食事が多いこともあって5日間で2㎏ほど増えた自分の心配の方が先だったりもします。

ここからは汚い話です。
体重が増えている理由の一つに排便がまだ3回だけというのも影響をしているように思いますが、これは胆嚢を摘出してからの傾向ですから中国に理由はありません。
問題はその排便で、これまでホテルで1回に職場で2回ですが、問題はその職場でのトイレ事情です。
どうやら聞くところによると中国では水に溶けるトイレットペーパーが一般的ではないとのことで、詰まるのでトイレに流してはいけないとの説明を受けました。
よって便器の横に蓋付きのゴミ箱が置いてあり、そこに使用済みのトイレットペーパーを入れることになります。
そのゴミ箱の中身は今日現在でも未だに回収をされておらず、ここまで説明をすれば状況はお分かりいただけることと思います。
お客様用にトイレを別に用意をしていただいているので助かっていますが、そうでなければと思うと夜も眠れません。
もちろん中国でも地方によって事情に違いはあるのでしょうし、ここ山東省でも流せるトイレを備えている施設はいくらでもありますから、参考程度に読んでいただければと思います。
また事前に言われていたほどに汚いトイレは街中でも見かけず、道に落ちているゴミなども日本とさほど変わりはありませんので、治安の良さと日本人へのフレンドリーな応対などと合わせて中国でもいい場所に来たのではないかと思っています。

明日は完全休養日ですので、足りていない睡眠時間を補った上で街に出てみようと思います。
あまり冒険をしない性格ですので休日もホテルに閉じこもっているつもりでいたのですが、食事をするためにいろいろな場所に行ったことで興味が出てきました。
言葉が通じないのが辛く、また厳しくもあるのですが、北京空港での国内線の乗り換えのときの不安に比べれば屁でもないでしょう。
場合によっては正月を中国で迎えることになるかもしれませんので、今のうちから慣れることに努力をすることにします。

 

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2010年通信簿 6 井口資仁

2010-11-20 01:42:52 | 千葉ロッテ

6 井口資仁 内野手 36歳 年俸1億8000万円

【2010年成績】 143試合 531打数 88得点 156安打 打率.294 44二塁打 1三塁打 17本塁打 103打点 2盗塁 112四死球 114三振 得点圏打率.340

ロッテで2年目のシーズンを迎えた井口は、4番から外れたこともあってか本来の輝きを取り戻しました。
全盛時に比べれば物足りないところはあるものの、36歳という年齢を考えれば充分すぎる活躍です。
リーグトップの四死球は対戦相手から警戒をされていることの証左であり、日本一の原動力となったと言っても過言ではありません。
来季は公式発表を信ずれば契約最終年となりますので、40歳までの現役を目指せるよう頑張ってもらいたいです。

4番を任せるには荷が重すぎましたが、その4番を支えるポジションで井口が生き返りました。
98四球に14死球だけではなく44二塁打もリーグトップであり、出塁率.412にチームトップの103打点と合わせてチャンスメーカーとポイントゲッターを兼ね合わせた獅子奮迅ぶりです。
何より昨年終盤からの全力疾走が継続をしていることが高評価で、若い選手たちの見本になってくれていると思います。
外様でありながらもしっかりとチームに馴染んでいるようにも見えますし、文句のつけようがありません。

打撃の師である金森コーチとの再会が井口を蘇らせた、とは言い過ぎでしょうが、いいところも悪いところも知っている師が側にいることの効果は大きかったと思います。
昨年は中盤あたりから外角のボールを無理に引っぱるような井口らしからぬバッティングが目立ちましたが、今季は軌道修正が早かったように感じました。
得点圏打率.340は長期のスランプがなかったことを裏付けていますし、長打率.476は衰えぬパワーを見せつけています。
井口を獲得した球団の判断は正しかった、それを証明した2010年のシーズンでした。

守備でもベテランの味で幾たびも投手を助けて存在感を示し、走攻守で高いレベルを求めている井口としても満足がいっていたのではないかと思います。
経験を活かしたポジション取りで狭くなった守備範囲をカバーしましたし、球際の強さはさすがです。
やや無理な体勢からの送球を試みてのミスもありましたが、これは頭でイメージをしたとおりに体が動かなかったという年齢からくるものでしょうから、そのあたりをどう自分自身に受け入れるかが井口にとっての課題でしょう。
フル出場を目指す気持ちは買いますがチーム全体のことを考えれば引くことも必要ですし、後継者を育てることも今後の井口には求められます。
ポスト西村とまでは言わずとも近い将来の指導者と期待をされているのですから、そのあたりを勘案して欲しいです。

今季に内野の要として投手に積極的に声かけをしていた西岡がチームを去ります。
なぜか福浦や今江がそういった役割を担わずにここまできましたので、来季がどうなるかが不安です。
次期キャプテンが今江になれば話は簡単なのですが、ここは井口に期待をしたい自分がいます。
内野陣がマウンドに集まっても輪の外にいる傾向が強い井口がその中心になったときこそ、井口が本当の意味での背番号6の後継者となったと言ってよいでしょう。
そんな日が一日も早く来ることを願って、井口の変化を待ちたいと思います。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 1億8000万円 → 1億8000万円 (±0%) ※3年契約

 

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井上コーチは勘弁

2010-11-19 01:40:22 | 千葉ロッテ

西本コーチが退団をするかもしれない、とのニュースが飛び込んできました。
2軍への配置転換の報道があった際に予感はありましたが、それが現実のものとなると気が滅入ってきます。
理由もとってつけたようなものですから退団への流れは避けられないものと思われ、日本一になってもストーブリーグの主役の座からは離れられないようです。

西本投手コーチが練習ボイコット、今季限りで退団も (11/18 スポーツ報知)

日本一に輝いたロッテが激震に見舞われた。
西本聖投手兼バッテリーチーフコーチ(54)が就任1年目の今季限りで退団する可能性が17日、浮上した。
球団に2軍コーチへの異動を打診され、返答を保留。
15日に始まった秋季練習は1、2軍どちらも欠席していることが分かった。
契約期間は来年まで残っているが、最悪の場合、退団に発展する可能性も出てきた。
20日から始まるコーチ陣の契約更改の行方が注目される。
日本一の興奮冷めやらぬ中、ロッテに火種が持ち上がった。
西本投手コーチがユニホームを脱ぐ可能性が出てきたのだ。
チームは15日から千葉マリンと鴨川で、それぞれ1軍と2軍の秋季練習を開始したが、西本コーチは欠席しているという。
千葉マリンでの投手陣練習の指揮は、井上ブルペンコーチが執るなどカバーしているが、チーム内部でも「そういえば、西本さんがいないのは不自然だ」との声が広がっている。
西本コーチは中日を下した日本シリーズ終了後に、2軍への異動を打診された。
球団は小林宏がFAでメジャー挑戦するなど投手陣の戦力ダウンが否めない状況で、若手の底上げが急務と判断。
厳しさと、卓越した理論を併せ持つ西本コーチに育成部門を預けることが最適と判断した。
この配置転換に対し、西本コーチは態度を保留した。
秋季練習には当然、西村監督を含めすべての首脳陣が参加している。
欠席してまで熟考していることから、最悪の場合、退団に発展する可能性が出てきた。
西本コーチは昨オフ、ロッテ再建の重要な役割を担い、投手コーチに迎えられた。
2月の石垣島キャンプでは若手に厳しい投げ込みを課すなど、現役時代さながらの“雑草魂”で、投手陣の整備に力を注いできた。
努力が実り、大嶺、唐川らがひと皮むけ、シーズン3位に貢献。
クライマックスシリーズ、日本シリーズでも内、伊藤らの若い救援陣が活躍し、3位からの日本一という、史上初の下克上Vを完結させた。
一方で、シーズン中には投手の起用法を巡って西村監督とも意見が衝突したこともあったという。
また、チーム防御率4.10はリーグ5位に低迷し、投手戦略より指導力を生かした方が、能力を発揮できるという見方が、球団内にはあったようだ。
契約期間は来年までの2年。
20日から首脳陣の契約更改も始まり、球団フロントの対応、西本コーチの主張が注目される。
近日中に結論は出さなければいけないが、2軍への異動を不服とするケースは十分にあり得る。
03年にも、阪神をリーグ優勝に導きながら、勇退した星野監督とともに退団している。
球団にとっては、予断を許さない状況が続く。

西本コーチの手腕については賛否両論がありましたし、個人的にはその根性論への疑問がありました。
春季キャンプでの投げ込みが、ただ投げることが目的となってしまっているのではないかとの不安は春先に書きましたし、その効果があった2010年とは言い切れないのが現実です。
しかし大嶺では失敗をしたものの吉見やマーフィーを開眼させたのは西本コーチであることは確かですから、かつての選手としての名声ほどは指導者としての資質には欠けている、というわけでもないでしょう。
ですから納得性のある説明がないままの配置転換を西本コーチが是としないのは当然であり、やや西本コーチには否定的な私としても受け入れられるものではありません。
後任として名前が挙がっているのが井上コーチであれば尚更です。

おそらくは前監督と対したときと同様に西村監督のイエスマンになるであろう井上コーチの1軍投手コーチ就任には、全身全霊を持って力一杯に反対をします。
そもそも昨年限りで退団をしなかったことが不満でしたので、ふざけるなと言いたいぐらいです。
どういったビジョンを持って井上コーチを1軍に据えるのか、それが西村王国への第一歩であれば崩壊の序曲であり、牽制のないところには澱みしか生まれません。
責任の所在が曖昧な合議制には賛成をしかねますが、日本一の権威をバックに西村監督に必要以上の権力を持たせることは前監督での失敗の二の舞になりますので、そんなことにはならないよう球団の賢明な判断を望みます。

 

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2010年通信簿 5 堀幸一

2010-11-19 01:23:28 | 千葉ロッテ

5 堀幸一 内野手 41歳 年俸3400万円

【2010年成績】 E 46試合 123打数 9得点 41安打 打率.333 9二塁打 0三塁打 1本塁打 17打点 0盗塁 9四死球 15三振

中心選手としてチームを支えてきた選手であっても、時の流れには抗えずにいつかは終焉がきます。
引き際は人それぞれであり、往年のイメージを損なうことを嫌って余力を残してユニフォームを脱ぐ選手もいれば、プライドを捨ててまで現役にこだわる選手もいます。
村田は前者でしたし、今岡は後者でした。
そしてオリオンズ戦士として最後の選手であった堀は、後者を選んでロッテを去ることとなりました。

寂しすぎる堀のラストシーズンに、私も含めた多くのロッテファンから非難の声が上がったのは当然のことです。
力の衰えは隠せなかった堀ですが、それでも昨年と同様に浦和での生活に腐ることなく練習の手を抜くことはありませんでした。
シーズン終盤に1軍に呼び戻された今岡を上回る成績も残していましたし、1度も1軍に呼ばれることなく戦力外通告をされたことに恣意的なものを感じざるをえません。
今季限りが最初から決まっていた、昨オフにコーチ就任を断って現役に固執をしたことで引かれたレールに沿った仕打ちであったのでしょう。
そうとでも思わなければ、この不可解な解雇は説明がつきません。

あの芸術的な右打ちを欲するチームが他に無いのかと動向を見守っていましたが、残念ながら手を挙げるところは現時点では出てきていません。
各球団の補強もあらかた方向性が見えてきましたので、堀が来季も現役としてユニフォームを着続けることは難しくなっています。
それであれば引退試合をとはファンの素直な思いですが、堀にも球団にも意地があるでしょう。
しかしそういった恩讐を乗り越えてでも堀のユニフォーム姿を目に焼き付けたい、心からそう思います。
不幸にして堀の移籍先が決まらなかった場合には、来季のオープン戦での引退試合を望みます。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 3400万円 → 2720万円 (▼20%) ※9/11に戦力外通告

 

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カルチャーショック

2010-11-19 01:04:09 | 独り言

 

中国での生活も4日目、ようやくに慣れてきました。
身から出た錆とは言いながらも連日の長時間労働に疲れも溜まってきましたが、それでも日本にいた頃よりも手応えを感じています。
この調子であれば場合によっては12月に再度の出張もと考えており、そのときには1ヶ月を越える長期になることでしょう。

基本的にはホテルと職場との往復の毎日ですから、中国を肌で感じる機会はあまりありません。
タクシーで職場に向かう際のカオスな交通事情や、日本と変わらない交通標識、ど派手なネオンに彩られた建物群が目につくぐらいです。
二車線の道路で車が三台並んで走っているのには驚きましたし、青色の交通標識は日本と全く同じで、また電気代が心配になるぐらいの赤青紫などのネオンには美的センスの違いを思い知らされています。
そしてそれ以上にカルチャーショックなのが、やはり食の世界です。

日本で食べる食事は日本料理とは限りませんし、むしろ日本料理を食べる機会などはほとんどありません。
しかし中国での食事は日本人から見れば全てが中華料理であると、これは私も含めた出張者の見解です。
麻婆豆腐などの見慣れたものから原材料が不明な得体の知れないものまで、まさに中華料理のオンパレードで朝昼晩を過ごしています。
今のところは問題はありませんが、私よりも早く来ている出張者によると1週間ぐらいで飽きと胃のもたれがやってくるそうです。

食の狭い私の難敵は見た目であり、いかにもゲテモノという食材を使った料理には箸が伸びません。
ナマコやロバは遠慮をして、ウサギが精一杯でした。
そのウサギも見た目は手羽先のようなものだからこそチャレンジもできたわけで、そんな私を面白がっていろいろな料理を薦めてくる周りにいつかは陥れられるような気がします。
形は何ともないので食べてみたら実は、なんてことにはならないよう、注意をしていかなければと気持ちを引き締めています。

せっかくのチャンスにいろいろな経験をしないでどうする、とは思いますが、やはりダメなものはダメです。
犬を食べるなら牛を食べよう、が基本的なスタンスです。
また残すのが前提で沢山の料理を注文することにも抵抗があり、もったいないお化けが出ないかと恐怖もしています。
辛さや脂っこさには慣れてもゲテモノと贅沢には慣れたくはない、慣れてはいけないと心に誓う今日この頃です。

 

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2010年通信簿 4 荻野貴司

2010-11-18 02:00:31 | 千葉ロッテ

4 荻野貴司 外野手 25歳 年俸1500万円

【2010年成績】 46試合 175打数 29得点 57安打 打率.326 9二塁打 2三塁打 1本塁打 17打点 25盗塁 18四死球 24三振 得点圏打率.360

ロッテの日本一は開幕ダッシュを抜きには語れませんが、その点では荻野貴が最大の功労者であると言ってよいでしょう。
高沢を彷彿とさせるような詰まった当たりでヒットを連発したかと思えば目の覚めるような快打を見せて打線を引っぱり、広い守備範囲や俊足ぶりでもチームに貢献をしてくれました。
残念ながら故障でシーズンを全うすることはできませんでしたが、ロッテファンのみならずプロ野球ファンに強烈な印象を植え付けたことは間違いありません。

とにかく痛すぎるスライディングでした。
荻野貴の特徴とも言えるベースに近い位置からのスライディングがシーズンを棒に振るような故障に繋がるとは、それが最大の武器でもあっただけに皮肉な話ではあります。
思い切りの良さと落ちないスピードの両輪でフィールドを駆け巡っていた荻野貴の離脱は、それだけでチームの失速を予感させるぐらいのインパクトがありました。
穴を埋めるべく頑張ってくれていた早坂が後を追うように故障をした後は清田の登場まで停滞が続き、しかしそのことで清田、さらには岡田の台頭を許したことはチームにとっては層の厚さに繋がる吉事ではあるものの、荻野貴としては痛恨の凶事であったことは「清田が羨ましかった」の言葉に凝縮をされています。
その悔しさをバネに、しかし焦らずに来季の復活を期するしかありません。

正直なところ守備や走塁での活躍は予想できたものの期待以上でしたし、打撃での貢献は想像以上どころの騒ぎではありません。
紅白戦の序盤ではまともに打球が飛ばなかったものが、オープン戦の中盤には開幕スタメンが濃厚となるぐらいの存在感を示すのですから使い続けた西村監督の勝利でしょう。
決して大きくはない体に合ったコンパクトなスイングは自分が分かっている証左であり、頭の良さが感じられます。
それでいて芯に当たれば長打も期待ができますし、投手から見ればイヤらしいバッティングをしてくる荻野貴はルーキーという尺度では語れない雰囲気を醸しだしていました。
核弾頭にしては早いカウントからの積極的な打撃スタイルには賛否両論があるでしょうが、これだけ結果を残してくれれば文句も言えません。
意外にバントを苦手にしているのではないかとも思えるところもありますが、クレバーで努力家ですから軌道修正も難しくはないと思います。

俊足を活かした守備範囲の広さで投手を救ったことも数限りなく、荻野貴ゾーンと言えるぐらいに自分の領域を支配する守備力はロッテの外野陣を変えるきっかけとなりました。
チーム事情もあって清田や岡田に舵を切るまでには時間を要しましたが、伊志嶺の指名を見れば西村監督の脳裏には明確なビジョンがあることは想像に難くなく、そして荻野貴の活躍がそれを裏打ちしているのだと思います。
もし荻野貴が2軍でくすぶるような今季であれば、また違ったドラフト指名になったことでしょう。
その点でもチームを変えたとも言える、そんな荻野貴の2010年でした。

ロッテファンは荻野貴の復帰を心待ちにしています。
予定よりもかなり回復が遅れていることが心配をされますし、未だに腫れが引かないとの話もありますから場合によっては再手術で開幕には間に合わないかもしれません。
それでも清田や岡田を蹴散らすぐらいの荻野貴であると信じて待っている、そんなファンは多いと思いますし、私もその一人です。
西岡の移籍により荻野貴への期待はさらに高まっていますので、無事な姿を一日でも早く千葉マリンで見られることを願っています。


【オリオン村査定】 1500万円 → 2500万円(△67%)

 

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2010年通信簿 3 サブロー

2010-11-16 03:43:20 | 千葉ロッテ

3 サブロー 外野手 34歳 年俸1億3000万円

【2010年成績】 125試合 452打数 58得点 118安打 打率.261 15二塁打 2三塁打 19本塁打 71打点 2盗塁 58四死球 118三振 得点圏打率.261

昨年に覚醒をした感のあったサブローでしたが、今季もその路線のままに外国人選手チックな存在でシーズンを過ごしました。
守備や走塁は今ひとつでも打撃では貢献をするという、かつてのサブローとは真逆なスタイルは個人的な嗜好には合わないのですが、それでも終盤には4番を任されるなどチームの中心であったことは間違いありません。
選手会長としての求心力を発揮したかどうかは微妙ではありますが、生え抜きのベテランとしての奮起に期待をします。

打撃で貢献、とは書いたものの、打率を大きく落としたことでインパクトが弱かったことは否めません。
昨年に続いて100を越える三振で確実性に欠けましたし、淡泊なバッティングも目立ちました。
しかしそれでも得点圏打率の割には打点が多いのはここ一番での集中力のおかげかもしれず、自己最多の71打点は誇ってよいでしょう。
これで打率が3分でも高ければ19本塁打と合わせて来季もクリーンアップを任せたくもなるのですが、実際のところは6番あたりが妥当ではないかと思います。
費用対効果にシビアな球団で6番打者に1億を越える年俸が妥当なのかどうか、サブローにとっては正念場の2011年になるかもしれません。

そのサブローの進退に大きく影響をしそうなのが、衰える一方の守備と走塁です。
レーザービームとも言われた強肩も今は昔で、今季はホームでのクロスプレーをほとんど見た記憶がありません。
逆に後方に守って前に落ちるヒットをどれだけ見せられたことか、打球に対する瞬間の判断がかなり鈍っているように思えます。
それもこれも足腰が弱まっていることが原因と思われ、故障がちであることもパワーを得たこととのトレードオフではないかと疑っています。
足が速くても盗塁をするタイプの選手ではありませんでしたが、とても俊足とは言い難い走塁には見ていて溜息が隠せません。
まさに来日2年目のサブローと揶揄もしましたが、あながち的外れな比喩ではないと思います。

荻野貴、清田、そして伊志嶺と、若く守備に秀でた外野陣への期待が高まっています。
かつて浦和で夢想をした立川、大塚、サブローの布陣のように思い通りに若手が育つとは限りませんが、それでもサブローにとっては厳しい状況に変わりはありません。
福浦にそうであったように西村監督がシビアに徹してサブローを処することは充分に考えられますので、そうならないよう頑張ってもらうしか生き残る道はなく、今さら元の道には戻れないでしょうからイタリア人選手としての昇華を願うばかりです。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 1億3000万円 → 1億1700万円 (▼10%)

 

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中国だぜ

2010-11-16 03:11:49 | 独り言

 

おかげさまで無事に中国に到着をしました。
海外はおろか飛行機に1人で乗るのも初めてなので苦労もありましたが、意外に何とかなるものです。
それでも今後は積極的に海外に、とはならないのは私の性分ですので、今後も日本に土着をしていく心づもりです。

搭乗手続きにどれぐらいの時間がかかるかが分からなかったため、11時前に出発をするのに6時過ぎに成田に到着をするほどの臆病ぶりを発揮した旅立ちでした。
JALは7時にならないと手続きが始まらないために時間を持て余し、さらには手続き後も搭乗まで3時間近くを空港内で過ごしたわけですから時間の無駄遣いと言ってしまえばそれまでですが、まさか乗り遅れるわけにもいかないのでデビュー戦だと思って見逃してください。
さらには前日に寒いとの連絡があったために持って行った白金カイロが危険物扱いで没収をされるというアクシデントもあり、成田を飛び立つまでは複雑な心境ではありました。
ただ北京まではJALだけに言葉の心配がなかったことで気持ちは楽になり、見逃してしまった「ソルト」を鑑賞しながらのフライトは心地よかったです。

問題は北京から国内線に乗り換える手続きで、搭乗手続きはすぐに済んだものの搭乗券のGATEが空白のままで、係員に何かを言われたのですが理解ができません。
困ったことに国内線の乗り換えは2箇所に入口が分かれていたためにどちらに行けばいいかが分からず、30分ぐらいは日本人がいないかを探し回りました。
しかし諦めて西岡に賭けて西側の入口に進んだのですが、降りてみれば両方の入口とも同じところに繋がっていたというオチには虚脱をし、一つの笑い話だったりもします。
どうやらGATEは離陸の2時間程度前までは決まらないらしく、案内板も暫くは空白のままであり、おそらくは係員は「後で案内板で確認をしろ」とでも言っていたのでしょう。
そもそも案内板も乗り換えの入口を越えたところに設置をしてあり、かなり不親切なレイアウトではあります。
何にせよここを乗り切ればあとは勝手に飛行機が目的地に届けてくれますので、国内線の1時間のフライトはあっと言う間でした。

その北京空港で食べたのがラーメンで、ちょっと珍しかったので思わず店に飛び込んでしまいました。
後で調べてみたら熊本のラーメンチェーン店が海外に進出をしたもののようで、とんこつベースのメニューが豊富なのは博多ラーメンを意識しているのでしょう。
ただ味はともかく麺にこしがないのが致命的で、25元でも高いぐらいで麺だけ言えばカップラーメンの方がマシかもしれません。
いきなり初日での大失敗でした。

 

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さあ中国

2010-11-15 00:08:15 | 独り言

明日から15日間の予定で、中国に出張をしてきます。
海外には興味がないために過去には会社の研修で米国に行ったことが1回あるだけで、そもそも飛行機に乗ること自体がそのとき以来の2度目です。
1人で行くのは今回が初めてで、果たして北京空港で国内線に乗り換えることが出来るかどうかが最大の難関であり、乗り損ねたら笑うに笑えません。
出張中のアイテムとしてノートパソコンを購入しましたのでブログの更新は続けるつもりですが、もし更新が止まったら消息不明となったか、どこかに拉致でもされたと思ってください。
あるいは有害サイトとしてアクセスができないかもしれず、何にせよ到着の記事がアップをされない場合は最低でも半月ほどのお休みをいただくこととなります。
そんなことにはならないよう無事に到着が出来るよう頑張りますが、アクセスができなければどうにもなりませんので予めご容赦の程よろしくお願いします。

 

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2010年通信簿 2 今岡誠

2010-11-14 22:02:38 | 千葉ロッテ

2 今岡誠 内野手 36歳 年俸1500万円

【2010年成績】 26試合 44打数 3得点 10安打 打率.227 2二塁打 0三塁打 0本塁打 6打点 0盗塁 1四死球 3三振 得点圏打率.300

春季キャンプでの入団テストは儀式にすぎなかった今岡ですから、巷で言われるほどの厳しい道のりでロッテに入団をしたわけではありません。
しかし5月に甲子園での阪神戦の直前に1軍から外されるなど、単なるベテラン選手として特別扱いをされなかったことを考えれば、阪神で一時代を築いた今岡としてはプライドをずたずたにされたシーズンであったと思います。
そんな仕打ちにもめげずに2軍で頑張ってきたからこその終盤戦での1軍復帰であり、ポストシーズンでの活躍であったと高く評価をしたいです。

正直なところ今岡に戦力としての期待はほどんどしていませんでしたし、前監督の背番号をロンダリングしてくれるだけでも充分で、まともに守れないことを考えれば1軍に定着ができるとも思っていませんでした。
実際のところの成績を見れば予想の範疇ですし、むしろ2軍で問題児となることへの心配の方が大きかったのが本音です。
それでも伝え聞くところでは腐ることなく練習をしていたようですし、そこそこの成績を残したからこその1軍復帰なのでしょう。
CSファイナルステージで放ったホームランは貴重な一発でしたし、1軍はおろか2軍でも打てなかったホームランをあの大舞台で打てたことは努力をしてきた今岡への野球の神様からのプレゼントだったのだと思います。

来季の今岡が厳しい立場であることに変わりはありません。
DHを狙っているのは福浦だけではなく、青野や場合によっては金泰均やサブローを相手に戦っていくことになると思います。
それでも今岡が初心を忘れずに努力を怠らなければ、きっとチームの大きな助けとなってくれるはずです。
井口よりも先にユニフォームを脱ぐわけにはいかない、それぐらいの気持ちで頑張っていってもらいたいです。


【オリオン村査定】 1500万円 → 1800万円 (△20%)

 

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根本、そして西岡

2010-11-14 18:06:00 | 千葉ロッテ

根本のトレードが正式に決まりました。
久保や川崎を出したことを考えれば痛さは半分以下ではあるのですが、それでも相手が日本ハムというのがイヤで仕方がありません。
前評判が高く指名が濃厚とも言われていた宮西をスルーして獲った根本を、僅か3年でその日本ハムに出して活躍をされたらどうするつもりなのか、マイナス思考でネガティブな発想ではありますが気が滅入ってきます。
そもそもドラフト3巡目で指名をした、その年に2番目の評価をした選手を3年で手放すことは編成の失敗を明らかにしたようなものであり、柳田や佐藤なども同様です。
早い見切りが必要なことはありますがアマチュア球界から見れば印象が良くなることはないでしょうし、一方でいい加減に見切った方がよいと思える選手が長々と在籍をしたりもしているわけで、どうにも素人には分かりづらい動きだったりします。
山本はともかく守備要員を必要としないチームで高口の存在意義が不明ではありますが、とにかく両人がこの不安を払拭する活躍をしてくれることに期待をしましょう。
そして使える左腕と見込んで山本を獲ったのですから、もう藤田のテストも不要だと考えます。

西岡、昨オフにメジャー“手形” (11/14 サンケイスポーツ)

今オフのポスティング(入札制度)で大リーグ移籍を要望しているロッテ・西岡剛内野手(26)に対し、球団側が昨オフに条件付きながら移籍を容認していたことが13日、分かった。
球団側では残留に向けた説得を続けているが、17日をめどに結論を出す予定で、メジャー移籍は濃厚な情勢となった。
西岡の移籍に“密約”があった。
この日、日韓クラブチャンピオンシップのため東京ドームを訪れた瀬戸山隆三球団社長によると、昨オフの契約更改の席などで西岡が「キャプテンとしてチームを引っ張ってチームにベストの結果を残し、個人の成績も良かったら、長年の夢をよろしくお願いします」と懇願。
これに対し球団は「約束をほごにすることはしない」と、容認する考えを示したという。
西岡のいう“長年の夢”とは、もちろんメジャー。
主将としてチームを日本一に導き、個人でもパ・リーグでは1994年のイチロー(オリックス)以来となるシーズン200安打を達成。
条件は十分に満たした。
重光昭夫オーナー代行と連絡を取りながら対応した同社長は、「もうしばらく残ってくれないかと説得しているが(移籍の)気持ちは強いし、かなえてもやりたい。悩ましいところだ」と説明した。
21日には優勝パレードなどが控えていることから、結論は17日までに出す予定で、移籍は容認せざるを得ない状況だ。
この日、西岡は4打数2安打。
閉会式後には、別れを惜しむファンからの“ツヨシコール”に「1年休まずやってきてファンの声援で報われた。最後にこういう勝ちのゲームができて野球人として幸せです」と応えた。
日韓頂上決戦を制し、有終の美を飾った主将。
次は海の向こうで夢を追う。
こちらも頭が痛い話題です。
キャプテン指名と契約更改の順序が前後をしているような気がするので信じてよいかどうかは微妙ですが、球団の煮え切らない態度を見れば信憑性は高いものと思われます。
そんなことは実現をするはずがないと高をくくったのであれば球団トップとしては失格ですし、仮にそうであっても表沙汰にすることで他の選手への悪影響が心配です。
まさか似たような経緯で渡米をした井口に入れ知恵をされたわけでもないでしょうが、西岡に限らず中島など選手がポスティングを当然の権利として要求をすること、そしてそれを是として報道をするマスコミを見るにつけ、球界の将来が不安でなりません。
自分のところは大丈夫だと思っていたであろう巨人から次々とFAで海外移籍をする選手が出ているのですからポスティングを希望するケースもあるかもしれないと、ナベツネあたりが豪腕を発揮して制度を潰してくれないかと期待をしたくもなります。
百害あって一利なし、制度があるから選手の心が揺れるわけで、メジャーも快く思っていないと聞いていますから外圧の形でもよいので早急な廃止を望みます。

 

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美しい胴上げ

2010-11-14 01:53:30 | 千葉ロッテ

 

スポニチダイレクトで注文をしたCS胴上げパネルが、半月ちょっとで到着をしました。
初めての胴上げにしては西村監督のV字スタイルが美しく、構図もばっちりで素晴らしい出来に仕上がっています。
上部の白っぽいところは映り込みですから何ら問題はありませんし、木製パネルで10000円という価格に価値を見いだせる方であれば必携アイテムだと思います。
額やサイズ違いの廉価バージョンもありますので、是非ともご検討ください。

 

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2010年通信簿 1 清田育宏

2010-11-14 00:30:24 | 千葉ロッテ

1 清田育宏 外野手 24歳 年俸1500万円

【2010年成績】 64試合 186打数 34得点 54安打 打率.290 11二塁打 0三塁打 2本塁打 18打点 5盗塁 25四死球 51三振 得点圏打率.372

期待以上の結果を残した清田は、開幕ダッシュの象徴とも言える荻野貴と遜色のない成績でルーキーイヤーを終えました。
印象度でもCSから日本シリーズでの活躍で荻野貴を抜いたとも言えますし、そのどこか抜けたような明るいキャラクターと地元千葉の鎌ヶ谷出身ですから人気も高まっています。
大松の5巡目に続いて清田の4巡目での獲得は大ヒットで、他球団の歯ぎしりが聞こえてきそうです。

荻野貴とともに右の外野手という補強ポイントを埋めるべくして入団をした清田でしたが、長打力のある荻野貴という立ち位置にその獲得に疑問が無いわけでありませんでした。
ですから1月2日の千葉マリンでの初投げに登場をしたのは地元出身というアドバンテージによるものであり、故障で早々に1軍から外れたのも当然だとの思いがあり、社会人出身ではあるものの大学で野手に転向をしたことから素材型で時間がかかるだろうとの見方をしていた自分がいます。
実際にファームでは開幕から主軸として活躍はしたものの荻野貴の故障で穴を埋めたのは早坂であり、その早坂が故障をしても結果の出ない竹原を使い続けるベンチに清田への期待は感じられませんでした。
素材型だけに試合で使ってなんぼの選手だと考えており外野手の頭数が不足をしたことで1軍に呼んだもののベンチで置き石状態にしていることに憤慨をしましたし、それであればイースタンでフル出場をさせるべきだと主張をしました。
その私ですら使うことで清田がここまでの結果を残すとは思いもよらず、その成長ぶりには驚き、そして喜んでいます。

清田の持ち味は日本シリーズでのバッティングに見て取れるように、その思い切りの良さであることは衆目の一致するところだと思います。
その代償として三振が多いのが難点ではあるものの、積極性の裏返しですから気にする必要はありません。
死球が6と打数換算をすればリーグトップの井口をも上回っており、その事を裏付けています。
三振の多さはルーキーとしてプロに慣れるための勉強代でもありますし、空振りを怖がって手打ちになるよりはマシです。
投手からすれば振ってくる打者の方が怖いとも言いますから、その積極性を来季以降も持ちづけてもらいたいです。

その長打力から将来の主軸として期待をされる清田ですが、2番という制約のある打順でも持ち味を発揮しました。
バントなどの小技も徐々に上手くなって順応性の高さを見せてくれましたし、右方向への意識の高さは金森打法の習得によるものなのかもしれません。
かなり難易度の高い金森打法を学ぶことは1軍に定着ができない清田には無理があると思っていましたが、結果的にレギュラーになったことで花開いたことはラッキーでもあります。
長距離打者に向いているとも言われる金森打法を清田が完全にマスターをすることができれば、3年後ぐらいの4番打者に期待をしたくなります。

その清田が来季は何番を打つのか、個人的には西岡のメジャー移籍を前提に1番を推したいです。
2番に比べれば自由に打てますし、俊足を活かして盗塁の数を増やして欲しいとの思いもあります。
何より長打力もあるトップバッターとしての新しい境地を切り開くことへの期待がありますし、荻野貴との核弾頭コンビに注目が集まることは間違いないでしょう。
そのためにはオフをしっかりと節制をすることが大切で、見るからに太りそうな体質が心配ですから、ポストシーズンで活躍をしたことで増えるであろう誘いをどう切り抜けていくかに来季に清田が活躍できるかどうかがかかっているとは言い過ぎではないと思います。
春季キャンプにどういった体型で現れるか、まずはそこに注目です。


【オリオン村査定】 1500万円 → 2500万円(△67%)

 

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根本は惜しい

2010-11-13 22:11:27 | 千葉ロッテ

先日の報知に続いて、今日はニッカンが根本のトレードを報じています。
複数紙ともなると根本の移籍は確実なものと思われ、何とも言えない憂鬱な刻を過ごしています。

ハム高口&山本-ロッテ根本トレード合意 (11/13 日刊スポーツ)

日本ハム高口隆行内野手(27)山本一徳投手(27)と、ロッテ根本朋久投手(24)との2対1の交換トレードが両球団の間で合意に達したことが12日、分かった。
明日14日にも発表される見込み。
中継ぎ左腕の獲得を狙っていた日本ハム、ユーティリティーな内野手と中継ぎ左腕の獲得を狙っていたロッテと双方の思惑が合致した。
140キロ台後半の速球が持ち味の根本は今季はわずか10試合の登板に終わったが、日本ハムは潜在能力を高く評価。
高口は内野は捕手以外はすべて守れ、卓越した小技を含めた巧打が売りで今季、自身最多84試合に出場した。
山本は150キロ前後の速球が持ち味だ。
日本ハムのトレードは紺田、須永を放出してオビスポを獲得したのに続き、今オフ2例目。
ロッテはポスティング、FAなどで主力流出危機にあるが、来季の連続日本一へと向けた補強を早くも敢行した。

パワータイプの左腕に右の内野手ですから、補強ポイントとしては悪くはありません。
山本はプロで見た記憶はないものの早大でドラフト候補になった際には興味がありましたし、今季は1軍での登板はありませんがイースタンでは36試合で2勝3敗12Sと守護神を任せられて、35回1/3で13与四死球は気になるものの37奪三振に防御率2.02ですから期待をしたくもなります。
一方の高口はユーティリティプレーヤーとの評価ですが逆に言えば決め手が無いわけで、1軍で84試合の出場も69打数で.174ですから守備要員の域は脱せられないでしょうし、その守備が秀逸との話も聞こえてきません。
それであれば本人の意向が不明ながらも田中をもっと有効活用をすべきですし、そもそも今日の試合を見ればレギュラーを目指せない控え野手を増やしてどうするつもりなのかと、創価出身だからとの陰口を言われるようなことにならなければと思います。

渡辺俊はFA行使せず残留!サブロー、小野も (11/13 スポーツニッポン)

今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得したロッテの渡辺俊介投手(34)が13日、FA権を行使せずに残留することを決めた。
球団と2度目の交渉を行い「FAしません」と意思を伝えた。
既に海外FA権を保持し、態度を明確にしていなかったサブロー外野手(34)と小野晋吾投手(35)も、権利を行使せずに残留が決まった。

こちらは喜ばしいニュースです。
里崎、吉見に続いて渡辺俊、サブロー、小野の残留が決定をしました。
残るは福浦ですが移籍の可能性はゼロに等しいですから、今オフのFA戦線はほぼ集結をしたと言ってよいでしょう。
これで西岡のポスティングを織り込んでも支配下選手登録の枠は66人となりますので、だからこそ1対2のトレードには賛成をしかねます。
年齢や成績を考えれば服部←→山本か、あるいは根本+竹原←→山本+市川あたりでなければ納得ができません。
山本や高口にどうこう言うつもりはありませんし、入団が決まれば歓迎をしますし応援もしますが、それ以上に根本を出すのは惜しすぎます。

荒川(ソフトバンク→西武)、佐伯(横浜→中日)、浜中(オリックス→ヤクルト)、宮出(楽天→ヤクルト)の入団が決まり、木下(日本ハム)は中日、多田野(日本ハム)はソフトバンク、小林(巨人)と梶本(ヤクルト)はオリックス、加藤(横浜)は阪神、松坂(西武)は日本ハムのテストを受けています。
例年になくロッテの動きが鈍いのは支配下選手登録の枠が影響をしている可能性が高く、だからこそ貴重な残り4枠を高口や藤田で埋めるのは気が進みません。
それであれば西野や角らを支配下選手登録をしてあげたいですし、川越や竹原を何とかして欲しいと思う今日この頃です。

 

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有終の美で五冠達成

2010-11-13 21:19:46 | 千葉ロッテ

正直なところ日韓戦には興味はなく、当たり前のようにテレビを見ることもありませんでした。
しかし勝つに越したことがないのは言うまでもなく、負ければ僻み根性な輩に「だからロッテは3位なんだ」とでも言われたでしょうから、見事な五冠達成を喜んでいます。
小林宏だけではなく西岡にとってもロッテの最後のユニフォームになるかもしれない一戦を現地で観戦をされたファンの方々には、満足のいく刻を過ごせたことと思います。

アジア大会に主力を取られたから、と言い訳いっぱいのSKを相手にしての2安打完封勝利は額面どおりには受け取れませんが、それでも唐川の好投は朗報です。
何より投げられたことが大きく、日本シリーズでのピッチングでまだ肘の具合が本調子ではないのではと心配をしていましたからホッとしています。
できれば唐川の後は大嶺に投げさせたかったのですが、必勝が課せられていることを考えれば藪田、内、伊藤のリレーは仕方がなく、最後を小林宏が三者凡退で抑えたことで気持ちよくメジャーを目指せることでしょう。

打線はこの期に及んでも11人野球ですから、2010年を締めくくるには相応しい野球だったようです。
日本シリーズでも活躍をした今江や清田で全打点を叩き出し、そして西岡のマルチヒットもありましたので満足をしています。
流れからすれば根元や南にも出番があってもよかったかなと、またこういった野球を見ればユーティリティプレーヤーなどは不要だとすら思えるのですが、いろいろとファンには分からない事情もあるのでしょう。
この件については別の記事にまとめるつもりですが、ちょっと憂鬱になりつつあります。

最後の試合を終えて選手たちはオフに入るのか、あるいは秋季キャンプに合流をするのか、来季に向けてのポイントだと見ています。
故障を抱えている選手はともかく、主力と言えども秋季キャンプに合流をすべきとは私の考えであり、ここで手を抜くと元の木阿弥になりかねません。
何も井口やサブローに激しい練習をしろと言うつもりはありませんが、例え日本一になっても厳しい練習は続いていくことをチームに徹底をすることが大切です。
体のケアをしつつでも構いませんから、選手が一同に介して秋季キャンプを終えてくれることを願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
SK 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0
 千葉ロッテ 0 2 0 0 1 0 0 0 X 3 9

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◆11月13日(土) 千葉ロッテ-SK日韓S第1戦(ロッテ1勝、14時、東京ドーム、32,743人)
▽勝 唐川 1試合1勝
▽敗 門倉 1試合1敗
▽本塁打 今江1号(全炳斗)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、藪田、内、伊藤、小林宏―里崎
SK 門倉、全炳斗、鄭ウラム、李承浩―鄭相昊

 

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