オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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井上コーチは勘弁

2010-11-19 01:40:22 | 千葉ロッテ

西本コーチが退団をするかもしれない、とのニュースが飛び込んできました。
2軍への配置転換の報道があった際に予感はありましたが、それが現実のものとなると気が滅入ってきます。
理由もとってつけたようなものですから退団への流れは避けられないものと思われ、日本一になってもストーブリーグの主役の座からは離れられないようです。

西本投手コーチが練習ボイコット、今季限りで退団も (11/18 スポーツ報知)

日本一に輝いたロッテが激震に見舞われた。
西本聖投手兼バッテリーチーフコーチ(54)が就任1年目の今季限りで退団する可能性が17日、浮上した。
球団に2軍コーチへの異動を打診され、返答を保留。
15日に始まった秋季練習は1、2軍どちらも欠席していることが分かった。
契約期間は来年まで残っているが、最悪の場合、退団に発展する可能性も出てきた。
20日から始まるコーチ陣の契約更改の行方が注目される。
日本一の興奮冷めやらぬ中、ロッテに火種が持ち上がった。
西本投手コーチがユニホームを脱ぐ可能性が出てきたのだ。
チームは15日から千葉マリンと鴨川で、それぞれ1軍と2軍の秋季練習を開始したが、西本コーチは欠席しているという。
千葉マリンでの投手陣練習の指揮は、井上ブルペンコーチが執るなどカバーしているが、チーム内部でも「そういえば、西本さんがいないのは不自然だ」との声が広がっている。
西本コーチは中日を下した日本シリーズ終了後に、2軍への異動を打診された。
球団は小林宏がFAでメジャー挑戦するなど投手陣の戦力ダウンが否めない状況で、若手の底上げが急務と判断。
厳しさと、卓越した理論を併せ持つ西本コーチに育成部門を預けることが最適と判断した。
この配置転換に対し、西本コーチは態度を保留した。
秋季練習には当然、西村監督を含めすべての首脳陣が参加している。
欠席してまで熟考していることから、最悪の場合、退団に発展する可能性が出てきた。
西本コーチは昨オフ、ロッテ再建の重要な役割を担い、投手コーチに迎えられた。
2月の石垣島キャンプでは若手に厳しい投げ込みを課すなど、現役時代さながらの“雑草魂”で、投手陣の整備に力を注いできた。
努力が実り、大嶺、唐川らがひと皮むけ、シーズン3位に貢献。
クライマックスシリーズ、日本シリーズでも内、伊藤らの若い救援陣が活躍し、3位からの日本一という、史上初の下克上Vを完結させた。
一方で、シーズン中には投手の起用法を巡って西村監督とも意見が衝突したこともあったという。
また、チーム防御率4.10はリーグ5位に低迷し、投手戦略より指導力を生かした方が、能力を発揮できるという見方が、球団内にはあったようだ。
契約期間は来年までの2年。
20日から首脳陣の契約更改も始まり、球団フロントの対応、西本コーチの主張が注目される。
近日中に結論は出さなければいけないが、2軍への異動を不服とするケースは十分にあり得る。
03年にも、阪神をリーグ優勝に導きながら、勇退した星野監督とともに退団している。
球団にとっては、予断を許さない状況が続く。

西本コーチの手腕については賛否両論がありましたし、個人的にはその根性論への疑問がありました。
春季キャンプでの投げ込みが、ただ投げることが目的となってしまっているのではないかとの不安は春先に書きましたし、その効果があった2010年とは言い切れないのが現実です。
しかし大嶺では失敗をしたものの吉見やマーフィーを開眼させたのは西本コーチであることは確かですから、かつての選手としての名声ほどは指導者としての資質には欠けている、というわけでもないでしょう。
ですから納得性のある説明がないままの配置転換を西本コーチが是としないのは当然であり、やや西本コーチには否定的な私としても受け入れられるものではありません。
後任として名前が挙がっているのが井上コーチであれば尚更です。

おそらくは前監督と対したときと同様に西村監督のイエスマンになるであろう井上コーチの1軍投手コーチ就任には、全身全霊を持って力一杯に反対をします。
そもそも昨年限りで退団をしなかったことが不満でしたので、ふざけるなと言いたいぐらいです。
どういったビジョンを持って井上コーチを1軍に据えるのか、それが西村王国への第一歩であれば崩壊の序曲であり、牽制のないところには澱みしか生まれません。
責任の所在が曖昧な合議制には賛成をしかねますが、日本一の権威をバックに西村監督に必要以上の権力を持たせることは前監督での失敗の二の舞になりますので、そんなことにはならないよう球団の賢明な判断を望みます。

 

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2010年通信簿 5 堀幸一

2010-11-19 01:23:28 | 千葉ロッテ

5 堀幸一 内野手 41歳 年俸3400万円

【2010年成績】 E 46試合 123打数 9得点 41安打 打率.333 9二塁打 0三塁打 1本塁打 17打点 0盗塁 9四死球 15三振

中心選手としてチームを支えてきた選手であっても、時の流れには抗えずにいつかは終焉がきます。
引き際は人それぞれであり、往年のイメージを損なうことを嫌って余力を残してユニフォームを脱ぐ選手もいれば、プライドを捨ててまで現役にこだわる選手もいます。
村田は前者でしたし、今岡は後者でした。
そしてオリオンズ戦士として最後の選手であった堀は、後者を選んでロッテを去ることとなりました。

寂しすぎる堀のラストシーズンに、私も含めた多くのロッテファンから非難の声が上がったのは当然のことです。
力の衰えは隠せなかった堀ですが、それでも昨年と同様に浦和での生活に腐ることなく練習の手を抜くことはありませんでした。
シーズン終盤に1軍に呼び戻された今岡を上回る成績も残していましたし、1度も1軍に呼ばれることなく戦力外通告をされたことに恣意的なものを感じざるをえません。
今季限りが最初から決まっていた、昨オフにコーチ就任を断って現役に固執をしたことで引かれたレールに沿った仕打ちであったのでしょう。
そうとでも思わなければ、この不可解な解雇は説明がつきません。

あの芸術的な右打ちを欲するチームが他に無いのかと動向を見守っていましたが、残念ながら手を挙げるところは現時点では出てきていません。
各球団の補強もあらかた方向性が見えてきましたので、堀が来季も現役としてユニフォームを着続けることは難しくなっています。
それであれば引退試合をとはファンの素直な思いですが、堀にも球団にも意地があるでしょう。
しかしそういった恩讐を乗り越えてでも堀のユニフォーム姿を目に焼き付けたい、心からそう思います。
不幸にして堀の移籍先が決まらなかった場合には、来季のオープン戦での引退試合を望みます。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿


【オリオン村査定】 3400万円 → 2720万円 (▼20%) ※9/11に戦力外通告

 

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カルチャーショック

2010-11-19 01:04:09 | 独り言

 

中国での生活も4日目、ようやくに慣れてきました。
身から出た錆とは言いながらも連日の長時間労働に疲れも溜まってきましたが、それでも日本にいた頃よりも手応えを感じています。
この調子であれば場合によっては12月に再度の出張もと考えており、そのときには1ヶ月を越える長期になることでしょう。

基本的にはホテルと職場との往復の毎日ですから、中国を肌で感じる機会はあまりありません。
タクシーで職場に向かう際のカオスな交通事情や、日本と変わらない交通標識、ど派手なネオンに彩られた建物群が目につくぐらいです。
二車線の道路で車が三台並んで走っているのには驚きましたし、青色の交通標識は日本と全く同じで、また電気代が心配になるぐらいの赤青紫などのネオンには美的センスの違いを思い知らされています。
そしてそれ以上にカルチャーショックなのが、やはり食の世界です。

日本で食べる食事は日本料理とは限りませんし、むしろ日本料理を食べる機会などはほとんどありません。
しかし中国での食事は日本人から見れば全てが中華料理であると、これは私も含めた出張者の見解です。
麻婆豆腐などの見慣れたものから原材料が不明な得体の知れないものまで、まさに中華料理のオンパレードで朝昼晩を過ごしています。
今のところは問題はありませんが、私よりも早く来ている出張者によると1週間ぐらいで飽きと胃のもたれがやってくるそうです。

食の狭い私の難敵は見た目であり、いかにもゲテモノという食材を使った料理には箸が伸びません。
ナマコやロバは遠慮をして、ウサギが精一杯でした。
そのウサギも見た目は手羽先のようなものだからこそチャレンジもできたわけで、そんな私を面白がっていろいろな料理を薦めてくる周りにいつかは陥れられるような気がします。
形は何ともないので食べてみたら実は、なんてことにはならないよう、注意をしていかなければと気持ちを引き締めています。

せっかくのチャンスにいろいろな経験をしないでどうする、とは思いますが、やはりダメなものはダメです。
犬を食べるなら牛を食べよう、が基本的なスタンスです。
また残すのが前提で沢山の料理を注文することにも抵抗があり、もったいないお化けが出ないかと恐怖もしています。
辛さや脂っこさには慣れてもゲテモノと贅沢には慣れたくはない、慣れてはいけないと心に誓う今日この頃です。

 

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