途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「インドクリスタル 上」篠田節子

2019年01月11日 16時32分09秒 | 乱読本感想
2018年1月25日 KADOKAWA

★5
読み始めるとその世界に引き込まれる。
インドと言う名前だけは知っているが知らない国の内情、人々、そして水晶。
水晶を求めてインドに入った藤岡が出あう人たち、それぞれの状況すべてが興味深い。
もちろん一番興味深いのはロサだ。
この上巻でロサの不思議な能力の片鱗が分かった。
下巻でこのロサの能力がどういうことに繋がるのか?ワクワクして読み進むのが勿体無いような気持ちになる。
だからわざと寄り道をしてロサの容姿を想像してみる。
インド女性の画像を見てもこれだ!という顔に行きあたらない。
私の中で一番しっくりくるのが東南アジアの影絵の様な感じかな?
主人公、藤岡のキャラもかなり興味深い。
ロサを助けたくらいだからもちろん良い人なのだろうが、したたかでもある。
大胆でもある。
が、家族の中では・・・マスオさん。
下巻での彼の運命は?
やっぱりロサ次第ってところかな。
ところで、村長を虜にしたというルチル水晶で作られた弁天像って?
気になって調べてみた。
こんな美しい水晶が存在するんだ!
この水晶で作られた弁天像を想像すると・・・確かに虜になるだろうな~
でも、藤岡が求めているのはこんな水晶じゃないんだよね。

「インドクリスタル 下」感想

乱読本感想リスト タイトル【あ】行

乱読本感想リスト 作家【さ】行 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする