カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

流れ込む。

2020-12-10 02:58:35 | Weblog

本当の祖父という人が作曲家だったらしい、という話が密やかにあって、でもそれは一体どんな名前のどんな人なんだろう、どんな作品を残した人なんだろうという問題が心の奥にずっとあった。昨晩、深夜にふと目が覚めて、何気にラジオを点けたら、とある作曲家の作品特集が始まった。番組キャスターの方が作曲家プロフィールを紹介されて、おや、とまず思い、作品が次々と流れて来て、耳傾けているうちに何だか妙に他人とは思えなくなっていった。その人には息子さんがいて、同じく作曲家だったらしい。番組の後、その人と息子さんについてネットでいろいろ詳しく調べ出したら、たくさんの写真資料も出てきた。実にたくさんの情報が一気に流れ込んできた。本当に、流れ込んできたという感じだった。そして、カチリと何かがどこかにはまる音が聞こえたような気がした。もしかしたら、偶々当たったかもしれないと思った。朝早くから仕事だったが、眠れなくなってしまって、ずっと起きて調べていた。本当の祖父と思われる人が、実にたくさんの美しい作品を残したことがわかって、密やかに嬉しくなった。

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