秦野 アクリル
伊藤先生が庭で育てたバラを見て、一回の授業2時間弱で仕上げました。キャンバス地の温かい生成り色をあえて消さずに、ペインティングナイフで荒っぽく塗ったジェッソの冷たい白さをプラスして背景としています。大胆にざっくり描いた花びらなのに、ベルベットな質感まで出されていて感動です。バラの量感を出す為の影は、花の重さ・塊を表現する為に光の位置に注意しながら描かれています。濃密な描き込みと極端に手数を減らした部分の調和が完璧!「こういう絵がサラッと描けるようになりたくてアトリエ入ったのよ!」というクラスメイトの声が聞かれました。
オバラです。本日、社会人 / 学生対象の勉強会が行われました。毎年岩田先生主催のこの講座は大盛況で、今年は「隅っこでも立ち見でもいいので参加させて下さい!」とまで言われました。
『心のままに筆を動かす』とよく聞きますが、残念ながらそれは最低限の技術や知識なくしては不可能です。
幼稚園児対象の小学校受験クラスでも、「子どもには無限の想像力がありますが、空想の世界を表現する技術や方法が未発達ではうまく絵を描く事はできません。そこで私達は表現の基礎を教える事で子どもの想像力と小学校受験で必要な巧緻性を十分に引き出したいと思っています。」と、うたっています。
そんな基本の技術を、今回は【花】のみを活かすことに焦点を当てましたので、参加者の多くの方が理解できたのではないかと思います。あとは向上あるのみ!ですね。