モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

アフタヌーン四季大賞受賞

2024-05-31 22:13:34 | お知らせ

大竹です。今回はこの場をお借りして、友人の宣伝をさせて下さい。
高校時代からの友人、矢子園知弓(作家名)が月刊アフタヌーンが開催する漫画賞『四季賞』にて、最優秀賞である四季賞を受賞しました!アフタヌーンはミオスにも読者がいる『ブルーピリオド』や、実写映画化された『寄生獣』など、多数の作品が映画化やアニメ化されており、今勢いのある漫画雑誌と言えるでしょう。大賞を取った読み切りはアフタヌーン本誌に掲載され、デビューへの第一歩となります。受賞作では、白人と黒人の少年の友情、そして差別をテーマに74pもの物語を描き切っています。

原稿執筆にあたり、私もほぼ全てのページのトーン張りをお手伝いをさせて頂きました。モノクロで印刷される漫画では、濃淡を表現するために模様や柄が印刷されているフィルム=トーンを貼り付けます。一番使われるのはドット模様でしょうか、大きい点は濃い色、小さい点は薄い色として印刷されます。新聞の写真もよく見てみると、白黒で濃淡を出すためにドットになっている部分があります。一昔前の漫画家とアシスタントといえば、同じ部屋で机を並べて原稿に取り組むイメージがありますが、今はパソコンによるデジタル作業も普及し、データを共有しリモートで作業する事が可能です。私も自宅でデータのやり取りをしながらお手伝いしました。

彼女は高校卒業後は漫画の専門学校に通い、コールセンターでアルバイトをしながら漫画の執筆を続けておりました。今回の大賞受賞前にも同賞へ応募し、佳作を受賞しておりました。そして次の賞へ挑むにあたり「次に大賞を獲れなかったら漫画家の夢を諦める!」と覚悟を決めていたそうです。その意気込みで見事大賞を掴み取り(なんと賞金100万円!)、現在は連載に向けて担当さんと準備をしています。受賞作はアフタヌーン6月号本誌、またコチラからも無料で読む事が出来ますので、是非ご一読ください!(佳作作品もコチラからどうぞ!私もお手伝いしました。)

それにしても、宝石の国最終回&市川春子先生の美しい表紙の本に自分の漫画が載っているなんて、羨ましすぎる!!(連載当時からのファンでした)この間、友達特権を行使してサインを貰っちゃいました。もし矢子園先生のサインが欲しい方は、火曜&水曜担当の大竹まで!笑


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