「ありおりはべりいまそかり」古典の難しさに驚いています。そうきです!
先週ヘッドトロフィーの土台ができたので、今週は細かい部分の作成です。みんな大好き『鋭く尖った牙やツノ』を作っていきます。太く豪快に作れば象の牙のように。細くスッと長く作れば昆虫の触覚のように、アレンジでさまざまな部位になっていきます。
左 牙、ツノは新聞紙をこよりの要領で作っていき、マスキングテープ(以下マステ)でぐるぐる巻きにします。
カッターで割り箸の両側の先を鉛筆削りのように尖らせ、こよりにブッ刺ス!!縁日のチョコバナナのようです。
中央 チョコバナナを刺しやすいように、頭部の土台にあらかじめカッターで穴を開ける。そこへ……ブッ刺ス!!
右 頭部から外れないように、角から頭まで長~くマステを使いつけます。マステは切って使わず、巻きの状態でぐるぐる貼っていくと、キツく丈夫に巻き付けることができます。
カーブを作りたい時は、針金を巻き付け、好みの角度に曲げます。
頭部から外れないように割り箸で芯を入れ、角から頭まで長いマステで付けたとはいえ、それだけでは抜けてしまったり壊れてしまいます。そうならないよう補強の為に、接続部分(割り箸を刺した根本)に糊付けした和紙をべったり貼り付けていきます。通常、和紙ではりこを作る時は、水で薄く溶いたでんぷん糊を使いますが、これはツノが取れないように補強が目的なので、チューブそのままの濃度の糊を和紙に塗り、湿布のように貼るのがコツです。
ボール紙のような厚紙は強度があるので、蝶の羽や鳥の翼・薄いエラなどを作ることもできます。
おお!?いい感じになってきましたね!しかし、ここで浮かれると次週あたり絶望します。なぜか?
厚紙とは言っても、一枚では心もとない厚みしかありません。マステで仮留めした後は、上記と同じ和紙の湿布作業で補強が必要です。面倒がらずに何重にも貼り強度を上げます。
手もべたべたになるし、めんどくさい作業ですが、とっても大切なんですね。手を抜かないで頑張りましょう。
次週はちぎり絵用の染色和紙を貼り、カラフルにしていきます。楽しみにしていてください!