明るい色調とグラデーションがひときわ美しく魅力的なパステル画。まさか小学生が描いたとは思えないでしょう?
パステルは、クレヨンに似たチョーク状の画材。クレヨンより粉っぽく柔らかいパステルで描くことで、パステルカラーと呼ばれる明るく淡い色調や、ぼかし・グラデーション効果を出すことが可能です。美しく軽いタッチが魅力的に仕上がった作品、重ね塗りねて油絵のような重厚感のある作品、子ども達それぞれの個性や性格が反映された制作になりました。
今回使用したのはハードパステル・ソフトパステル・色鉛筆タイプのパステルです。
ソフトパステルはハードに比べてかなり柔らかい素材で、ふんわりとした淡い色合いを表現したり、広い面積を一気に塗ることができるので、描き出しに使用します。しかし筆圧の高い子どもには難易度も高く、元々太い円筒だったのが分からなくなる程、粉々に折られました。
次に輪郭や細かい部分を表現する為に、硬いハードパステルを使います。その硬さ、エッジのきいた四角形を生かし、シャープな線を描き質感を出します。
最後に太めの色鉛筆のようなパステルを使い、仕上げのアクセントを加えました。
一口にパステル画と言っても技法は奥深く、紙の種類や色を変えれば全く違う仕上がりになる画材。現在大人クラスでも流行らせていますが、まだ触った事のない方はぜひ一度制作してみて下さい!今なら子どもの残りカス?のパステルが500本くらいありますので、レンタル料など不要ですよ! オバラ