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モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

初めての画材

2012-05-27 11:53:00 | 学生
Harukayurie

左 晴香 高3 日本画  /  右 ゆりえ 高3 油彩

アトリエの鈴虫がいつ孵るか楽しみな酒井です。

ゆりえとはるか、2人とも初めての日本画、初めての油絵をご紹介したいと思います。
はるかが最初のモチーフとして選んだのは、爽やかな青空にはばたく鷹。胸毛のふわふわとした質感が細かく表現されています。羽に覆われていてわかりずらいですが、猛禽類の体は案外筋肉がついているので、なかなか難しいのです。最期は顔彩も使いながら、細かく描き込んでいきました。
ゆりえの油絵は正統派モチーフの静物画。デッサンで鍛えてきただけあって、質感の描き分けがしっかり出来ています!床に敷かれた布が、白さを失わず、綺麗な影の色をおとしていますね。暗めの色を上手くあつかって、全体の雰囲気をまとめてあります。

2人ともそれぞれ初めての画材と格闘したようですが、試行錯誤しながら描くのもまた楽しいものですね。


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最初に描くモチーフ

2012-05-27 00:47:20 | スタッフ講師
Iwataenpitu

毎週土曜日に講師を担当させて頂いております岩田です。朝、アトリエのサッシを開ける時、窓際の怪獣達が落ちてしまわないかここ最近、少しヒヤヒヤしています。
講師をさせて頂き、2ヶ月が過ぎました。今後とも皆様、どうぞよろしくお願い致します。

今回は、体験で来て頂いた方に描いてもらっているレンガ、マグカップ、卵をモチーフとしたデッサンを体験の方と一緒にデモンストレーションで私が描かせて頂きました。
このモチーフは、今までに絵を描いたことが無い方にも比較的描き易いように組み合わされたモチーフですが以降、描いて行く事になる様々なモチーフの基本となる要素を含んだとても重要な第一歩ですね。
物の形態、それぞれが置かれている状況、色、質感等々、描いているその場所からだけでは無く、真上、真横、あるいは、しゃがんでといったように様々な角度からじっくり観察し、徹底的に対称を分析していって欲しいと思います。

デッサンにおける、こういった一連の作業を通して、対称を様々な角度から分析していく事は、一見、とても地味な作業ですが「あっ、これは今までこう思っていたけれど本当はこうだったんだ」とか「こいいう感じで鉛筆動かせばこんなふうに描けるんだ」といったような発見が意外とあるものです。
又、基本的に3Dのモチーフを2Dという平面に落とし込むというのは、言ってみれば不自然な事をしているわけですがそれをデッサンとして見た時に、物が置かれている状況を自然に描けるようになるのは、結構楽しい事だと思います。
あまり難しいこと抜きに、今まで色々な絵にチャレンジされた方こそもう1度、こういった単純なモチーフの構造などその他諸々を再認識するつもりで描かれると目から鱗が落ちるのではないでしょうか。私も今回、このモチーフを描かせて頂いてとても勉強になりました!

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