左から日曜クラスの木村さん、出町さん、武田さんの日本画の作品です。
しかし、まだ制作途中の作品です!ブログではいつも完成作品をアップしていますが、たまには制作過程もいいのでは!?と思いアップしました。今後どのように進めたら良いか書いてきます。
まずは「白虎」を描いている木村さん。前回の「辰」に引き続き、力強いモチーフです。ここからはまず、下半身をもっと闇にとけ込ませ、後ろ足も殆ど見えないようにしていくと、弓なりになっている体のラインがより強調されて目線が自然に奥へぐっと入り込んでいきます。そして体の白はまだ紙の地が見えている状態なので、影の部分を中心に赤系の色をまずおいて、その上から胡粉をかけていくと重みがでてくるでしょう。
続いて、出町さんの「シクラメン」です。葉は、まだ一色ずつかけただけですが、シクラメンらしい葉っぱになっていますね。日本画は油絵のように立体感をそこまで重視しませんので、このまま、影になる部分に花や茎の部分のピンクやムラサキ系をかけてあげると一体感がでてきます。花の部分は胡粉をおき、乾かないうちにピンク色を先の部分におくと滲みが自然な感じになるでしょう。
そして、タコを描かれている武田さん。立体感は出来上がってきているので、後は質感です。紫などの色をやはり影を中心にかけていきます。この時、あえて画面を立てると、絵の具が流れて不思議な模様ができます。これがタコ独特のしわしわ感に良いかもしれません。
さて、今後作品がどのように成長していくか楽しみです♪