晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

6月4日20時42分のISS

2013年06月04日 | ISS(国際宇宙ステーション)
本日から数日、ISSが日本上空を好条件で通過していきます。

ISSの拡大撮影は2012年10月30日以来の7ヶ月ぶりです。(冬場は気流が悪いので
ISS拡大撮影はシーズンオフとなっております…。)さて今日の気流はどうでしょうか?

惑星撮影による気流チェックの前に今日のイベントを確認しておきましょう。

ふむ、最大仰角は87°、直距離は412kmです。申し分ありません。


気流はどうでしょう?土星でチェックです。

2013.6.4 20:16:44 D300mm F10 D90 ISO800 1/60

ふ~む、気流は良さそうですが、薄雲があるようです。上空の水蒸気も多い感じがします。

おっと、ISSが台湾上空までやってきました。撮影を開始しましょう。


…見えました。かなり低いところから見えています。撮影開始です。

本日のファーストライト…、高度20° 推定直距離は約900kmです。

2013.6.4 20:40:12 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

近づいていきました…。高度は35°、推定直距離は670kmくらいかな?

2013.6.4 20:41:44 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

高度は約70°、推定直距離は450kmです。

2013.6.4 20:41:49 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

こちらは本日のベストショット。最大仰角4秒前です。

2013.6.4 20:42:00 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

今回は最大仰角まで追尾できましたが…、写りはイマイチです。

2013.6.4 20:42:03 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

鏡筒回転後はこんな感じ…、

2013.6.4 20:42:16 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

今回は見事なほどの天頂通過コースでしたが、またしてもイマイチの写真です。

以前から感じていたのですが、天頂付近は見かけ上の移動速度が速いためか、太陽光のあたり具合が良くないからか、好条件のわりにはいつも同じようなボケボケ写真です。

たまたまそのような気象条件だったのかもしれませんが、なにか原因があるのかもしれません。今後の課題として考えていくことにしましょう