晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

ジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)

2011年10月08日 | ☆星見隊
今年はジャコビニ流星群13年周期の極大年です。

ジャコビニ流星群と言えば、あの1972年に起きた歴史的な空振り…
当時、小学生だった私は父と姉と3人で観測ノートを手に19時から
スタンバイしていました。

ノートには100個の流れ星を記録すべく100番までの記録表を書いて
ワクワクしながら待っていたのですが、不思議なことにひとつも流れません。
「おかしいぞ~」と思っているまに空は曇天に…、
3日前には記録の予行練習までしていたのですが、その時の方が
流れました。(散在流星ですが…)結局見ることはできませんでした。

そして時は流れて1985年、この時は多くの観測者が経験されたのと
同じように、予想極大時22時に向けて夕食を取っている時に…極大でした。

翌日のニュースで「福島の小学生が夕空の中で流星がたくさん流れて
こわくなったので野球の練習をやめて家に帰った」と報じていました。

さらに時は流れて1998年、極大は日本時間の夜明け後だったので
全くノーマークだったのですが、極大が8時間早くなり22時に流れたそうです。

結局見られませんでした。

ここでハタと気が付きました…。なんと!ジャコビニ流星群の流れ星を
私は今まで一度も見たことが無かったのです。ウルトラショック!です。

星ナビ11月号にジャコビニ流星群の特徴として
「ジャコビニ流星群はきわめてゆっくり流れるという特徴を持つ。
さらに、点光源ではなく、面積体のように見えることがあり、
はかなげに雪がふわりと舞うような流星、と表現する人も
いるほどである。」とあります。

これは見なければなりません。幸い天気は移動性高気圧に
覆われて一晩中、快星の予報です。さあ、出かけましょう!

ジャコビニ流星群観望会の始まりで~す。

続きは次回のブログで…。