駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

本場の踊りは違う

2019年05月07日 | 

   

 

 折角スペイン(マドリッド)に来たのだからとフラメンコを見た。アンダルシアまでは足を伸ばせなかったので本場の本物とは多少違うかも知れないが、やはり日本で見た物とは違った。迫力があり動きと音圧に圧倒された。百メートルスタートダッシュのような動きが、舞い落ちる花びらのように静かに終息して行く様には感動した。人間の感覚に芸術的感興を湧き起こす作品にはフォルテッシモからピアニッシモまでの波と動きがあるようだ。

 マドリッドはスターバックスやマクドナルドもある近代的な大都会で、噂に聞いたスリや料金誤魔化しは経験せず、タクシーの運ちゃんもまともで親切だった。スペインは何となくドイツフランスイタリアに比して貧しく遅れているような印象を持っていたのだが、最先端の技術力は乏しくてもマイペースで風土に恵まれた基本的に豊かな国に感じた。

コメント
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