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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

強かったウルグアイ

2013年08月16日 | スポーツ

                           

 ザックジャバンはウルグァイに及ばなかった。完敗とも惜敗とも違う。壁にぶつかった感じだ。薄くても硬い壁があった。明らかに一枚上手のウルグアイがまだ南米のワールドカップ予選を抜けていないというのだから、南米のレベルの高さに驚いてしまう。

 ソアレスとフォルランのたった二人で日本のデフェンスを切り裂きゴールを決めてしまう。何だこいつらはと驚く上手さと強さを見せつけられた。ゴルキーパーもゴールキーパーは弱いと言われる南米とは思えない上手さだった。

 ワールドカップの優勝を目指していると言う選手も居るようだが、現実離れしている。FIFAの順位を一桁にするのが先だ。FIFAの順位は妥当だとウルグアイは教えてくれた。

  ちょっと気になるのは、ザックの反応の仕方だ。今までイタリア人ではないかのような、落ち着いた冷静な指揮振りと報道陣への対応だったのだが、何だかだんだんイタリア人のようになって来た。

  ザックに焦ることはない、もっと落ち着いてと申し上げたい。カテナチオの国からお出でのはず、守りに一工夫をお願いします。ワールドカップはアジアで一番の成績を達成すること、それが半世紀前クラマーさんの時代から応援している私の基準です。恐らく、長くサッカーを見ているファンも似たような期待値でしょう。ザックジャバンが一皮剥けるのを待ちたい。

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三分の二人前を

2013年08月15日 | 世の中

                  

 年を取ると消費するエネルギーも減るし、胃も小さくなって食べる量も減る。若い人だって、美容や健康の為に減量中の人も多いはずだ。それに女性と男性では食べる量が違う(勿論、例外はある)。

 外食の一人前の量を考えて欲しいと思う。これは私の切実な要望だが、同意される方は数多いと確信している。100-200円増しの大盛りがあればよいという時代ではなくなった。100-200円引きが難しければ50-100円引きでいいので、三分の二人前とか半人前のメニューを作って欲しい。

 量を減らしてもさほど値引きできないのはよく分かる。儲けを考えれば三分の二人前で八分の一程度の値引きが限界だろう。そうなると、割高感が出て表示しにくいだろうし、原価率の見当が付くのも嫌かもしれない。

 それがネックになっているとしても、食べ物を残すことを考えれば、量の少ない一人前は必要に思う。今までは、全部食べられない女房の分を私が平らげて来た。しかしそれでは外食の機会が多い我が家では、私は痩せることが出来ない。それに最近では、大食いの私も食い過ぎ感を感じるようになったので、女房が残した分はそのままにして店を出るようになっている。

 乗り物運賃や診察料は体重別手間別になって居らず、一人前料金は一律なので、量を三分の二にした場合も一人前の料金で良いかも知れない。調理の手間は同じだし、満腹感は同じだから受け入れ可能かもしれない。そうすれば、量を減らしたメニューも普及すると思う。

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安倍の不思議

2013年08月14日 | 小考

            

  子供の頃、世界七不思議というものを聞いたことがある。確かピラミッドとか古い建造物のことだったと記憶する。

 どのような方法によって昔の人がピラミッドのような巨大な建造物を建てることができたのかが不思議なのだろうと思っていた。今考えると、どうして建てる気になったのかも不思議だと思う。

 今、不思議に思っていることはなぜ安倍さんが首相で、しかも高い支持率で日本を動かせているのだろうかということだ。安倍さんの話は言葉数は多いけれども貼り付けた形容詞ばかりで内容に乏しい。古き良き日本(一体いつの時代を指しているのかよく分からないが)を取り戻し、強く美しい日本を作りましょうというのが全てのように聞こえる。

 特別に賢いようでもなく深い教養を身に付けているようでもないが、人心を読むのには長けており、中々の戦略家である。自分は正しいことをやろうとしているという自信とやり遂げようとする信念は強固だ。迷うことはあっても悩むことのない人と診ている。

 地方の党員票では安倍さんを上回った石破さんは容貌魁偉でわかりにくい表現をする人だが話をよく聞けば論理的で内容があり、意外と言っては失礼だが知性を感じさせる。しかしながら、石破さんが首相だったら、安倍さんほどの実績?が挙げられたかどうか、少々疑問を感ずる。

 鳩山、菅の後という最悪の条件で泥舟に乗せられた野田前総理の話はそれなりの内容と含蓄があり教養を感じさせた。しかし、八方塞がりだったと同情はするが、乾坤一擲の判断が間違っていた。

 安倍首相の真価は来年以降に明らかになってゆくけれども、このわずか九ヶ月ほどで成し遂げた変化は大した物だと認めざるを得ない。尤も、その変化が国民にとって好ましいものかどうかは微妙で、評価は不定だ。

 安倍の不思議、やはり背後に何かが付いている。

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薄らぐにおい

2013年08月13日 | 診療

                         

 においには色々ある。先ず匂いと臭い。匂いはどちらかと言えば感じが良く心地良いもの、臭いはどうも不快で嫌なものを指す。最近よく見かけるのは加齢臭を消す広告だ。それほど加齢臭が問題になっているのだろうか、作られた話題の側面もありそうに思う。オフィスでバーコード頭で額に汗の・・課長が臭うと話題にされる女性には忍び寄るおばさん臭にお気を付けくださいと申し上げたい。

 まあ、そうした実際のにおいでなく職業柄感じる癖態度傾向にも・・・臭などという表現がある。役人臭、教師臭など、その仕事に従事する人には申し訳ないが、仕事を離れてもは、あまり好ましいものとは受け取られていないということだろう。

 あらゆる職種の人を診ている(上場企業の重役社長や高級官僚は居ない)。初診の時どんな仕事をしているか、直ぐには聞かない。時には重要な情報になるのだが、最初は先入観を持たず誰にでも同じように接したいというのが主な理由なのだが、上手に聞かないと不機嫌になる人も居るので後回しの方が良いという経験知もある。

 ・・・臭と言われるように、公務員や教師の方は診察半ばで、なんとなくとわかることが多かった。過去形にしたのは二十年というのはかなりの歳月で、最近は所謂役人臭や教師臭は薄らいできているからだ。勿論、長年勤めあげて退職後も県庁か市役所にお勤めでしたねと申し上げたくなる方もおられるのだが、昨今は勤めて四、五年の若い人や十数年の中堅に役人臭は薄らいでいる。まだ教師の方が、いくらか教師的なものを未だに漂わせているが、臭いから匂いへ変わりつつあるように思う。

 尤も、仕事に就いてからでなく、女性教師風に言えば、学生の時からお役所向きだったわねという、元々の傾向は残っているかもしれない。

 これはにおいとはちょっと違うのだが主に頭を使う仕事の人と主に身体を使う仕事の人は診察が終わる頃には鑑別が付くことが多い。

 大人の症状の訴えにはさまざまな修飾があるから、いつの間にかいろいろ細かく観察する癖が付いてしまった。私も内科医臭を漂わせているだろうか?

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亜熱帯日本

2013年08月12日 | 自然

                             

 気候変動は短くても数百年長くは千年万年周期の非常にゆっくりしたもので、人生よりもうんと長いと思っていたが、半世紀前の記憶のある者にはこの数年の気候は異常で、特に猛暑からは別世界に連れて来られた感じを受ける。

 夏暑い濃尾平野北端の山際で育ったが、夏の暑さは32,3度で35度を超えたことはなかったと記憶する。40度などという文字通り殺人的な暑さは北回帰線周辺の亜熱帯のものだと思っていたのだが、現実に日本全国各地で猛暑日が続いている。

 どうなっているのだろうか。

 地球温暖化は誰が何と言っても間違いなく、その原因は人為的なものと思う。自然は無尽蔵で人間の活動で変化するものではないと半世紀前の科学読み物に書いてあったと記憶するが、どうもそうではないらしい。二酸化炭素蓄積説には一部科学評論家が異を唱えているようだが、頭を冷やして欲しい。少なくとも政治から離れた発言にして戴きたい。

 子供の時、危機を救ってくれたのはスーパーマンでもない鉄腕アトムでもない母親だった。異常気象はママならぬとしても、異常気象を起こす人間には影響を与えられるはずと思っている。又私たちのせいにすると言われそうだが男の愚行を制してきた女も多かったはず、いやなにサッチャーさんのように陣頭に立っていただいても構わない。尤も、女から崩れているのですと、幽明を超えて母親から手紙が来るかな。

 猛暑で朦朧として脱線した。

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