駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

庶民の判断は当たらずとも遠からず?

2016年12月14日 | 小考

       

 今朝は雨、よく降る、幸い暖かい。尤も北国では雨が雪に変わるようだ、積もると朝の除雪が大変だろうなと思う。

 診察の合間に、長く通われている患者さんから思わぬ判断を聞かされることがある。気心が知れて信頼できると思われている証だろうと拝聴している。

 既に旧聞だが、将棋の三浦九段のスマホによるカンニング疑いへの処分に、羽生三冠はわざわざ私は疑わしきは罰せずと考えると発表した。将棋連盟の処分に違和感があり、荷担したと思われたくなかったのだろうと推測する。この問題には未だ黒白の結論は出ていない。将棋連盟の判断は拙速稚拙の印象を持っていたのだが、将棋好きで昔小学生だった島九段に負かされたことがあるというK氏は、「そんなもの、疑わしきは罰するだよ、疑われるようなことをするのが悪い」と一刀両断明確だ。成る程そういう考え方もあるかと聞いた。

 私と同世代、地味な印象のA氏が突然「北方領土は返ってきますよと」と事情を知っているかのような発言をされた。驚いた顔をすると「買い戻すんですよ」と断定された。プーチン会談に関してはどんどんトーンダウンしており、首相のかっこよすぎる発言に陰りが出てきている。そうかなというのが私の感触だ。

 故郷山口で会談を開いたからといって、それじゃあと譲るようなプーチンさんではない。

コメント
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