駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

外圧の国、外圧で考える

2012年04月21日 | 人物、男

    

 アスファルトの道路にパラパラと淡いピンクの花びらが散らばってはいるが、街路の木々は萌黄色の葉に覆われて花はなく、知っていなければつい先日まで満開だった桜とはわからない。あっと気が付くと桜は散って、新緑の季節になっている。

 米国から野田首相はこの数年の日本の首相の中で最も賢明だと評価できるとのニュースが舞い込んだ。見ていないようでちゃんと見ている、しかも、騒ぎ立てるばかりで中身のない大半の日本のマスコミよりも、正確で正鵠を射ている。そうなんだよなあと同意したくなる。

 山積みの難題に正しい選択をしているかどうかは、とても一言では言えないし、私にそれほどの政治経済の知識や経験はない。しかし、態度と手法は先行した数名の奇妙な首相達よりも、まともで妥当と思う。野党は泥鰌首相侮りがたしと心得る必要がある。野党よりもむしろ内なる鬩ぎ合いにどう対処するのか、これが野田首相の正念場と思う。まあしかし、限られた駒で、数多い難題に向かい、空中分解していないのは、やはり賢明と評価すべきなのかもしれない。

コメント (2)
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