石川遼がマズターズに予選落ちした。不調が続くと、不調ではなくそれが実力と言われる日が直ぐ来てしまう。実際には優勝から遠ざかっているだけで、賞金は結構稼いでいるので、不調と言うほどではないのかもしれないが、若い王者のイメージは失われつつある。
CMでいくら格好良くても、いくら好青年の受け答えをしていても、ゴルフの成績が良くなければ人気に陰りも出るだろう。何よりも本人が苦しいと思う。
好成績の継続こそ実力の証なのはどの世界でも同じ、果たして石川遼がこの壁を打ち破って優勝できるか、齢二十歳にして最初の壁にぶち当たっているように見える。報道によれば、婚約したという。詳細はプライベートなことだが、婚約そして結婚はなにがしかプレーに関わるので良い方に働けばと思う。
二十歳は一般社会の感覚からは早すぎて危うい感をじがするが、スポーツ選手の場合、しかも既にトッププロとなれば、衝動を鎮めるために巡り合ったなら早すぎることはないのかもしれない。二十歳の生命力を五里霧中に持て余すよりは賢明という考え方もあろう。
わかっていることを言われるのは楽しくないだろうが、プロゴルファーはツアーの成績が第一。