駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

目を見張る青い山脈

2009年02月23日 | 人生
 ブログを見るようになって、いくらか物の見方が変わった。こんなにも多くの日本人が世界中に生きているとは実感できていなかった。よく読む在外日本人のブログはたかだか十二,三だが、そこに生活があるから数字では分からない厚みと同時進行性を感じる。垣間見た在外日本人のブログは優に百を超える、その多くが女性だ。見知らぬ国に生きることは自分には出来そうもないことなので、恐れ入るというか圧倒されてしまう。英語圏であればある程度想像もでき、あるいはと思うが、全く言葉の分からない国に住んでおられる方も多く、単純に凄いと思う。
 私も家内も故郷を離れた土地に根を下ろして暮らしているわけだが、なんと言っても日本の中で日本語が通じる。多少地方色はあっても、慣れればそう困ることもなく、まあ気楽だ。
 おそらくこうした感覚は日本人や日本に際立つもので、他国の人や国では異民族や異人種が混じって暮らすことに対する神経が太い、あるいは許容度が高いのだろうと想像する。
 どうも世界でもっともひ弱なのは日本のおじさんかもしれない。たぶん、ダーツの旅世界版で異国に一人で放り出されて、一番情けないのは赤提灯でおだを上げている日本のおじさんだろう。その次困惑するのは意外かもしれないが、アメリカ人のように思う。
 それにしてもその中で日本女性は健闘している。なにがしかの苦労がないわけはなく、彼女達に些かの尊敬の念とエールを送りたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする