米中の摩擦が拡大しつつある。両大国の権力者のもくろみが透けて見える。外に事を起こして危機をあおり、自らに向けられた国民の不満を避けるための策略ではないかと。トランプ大統領はまじかに迫った大統領選に向けて支持率低下の危機を抱える。外へ向けて挑発を仕掛ける動機を多く抱えるのはアメリカの方だ。自らまいた種を反省することなく、大統領は中国への敵愾心をあおることに邁進するだろう。
我が国の宰相は今後どのように動くのだろう。「地球儀を俯瞰」と誇大な宣伝文句で行われてきたアベ外交とは何だったのか。国内で政権に不都合が起こると、急遽外務省に日程を調整させ機上の人となる。そのつど「やってる感」を演出してきた。このような姑息な手段もコロナ禍の今では不可能である。安倍政権はトランプ政権への過剰同調政権として歴史に刻まれるのは確実だ。さてここ三カ月の間で汚名挽回の機会があるのか。(小平市小川町の蔵)
プロスポーツが観客を制限して行われている。やっとMLBも始まった。大相撲は本来の「名古屋場所」が「7月場所」となった。十両の東筆頭に番付を下げた奄美出身の「明生」の相撲を見るためには3時20分ぐらいにはテレビのスイッチを入れる。東北のある女性が「一つ一つの所作が美しい」と明生への応援メッセージを寄せていた。なるほどしかし美しさでは勝てない。この時間帯だと奇跡の復活の照ノ富士や、佐渡ケ嶽部屋の若手力士を見ることができる。
プロ野球で私が応援する球団は、スタートが豊田、中西、稲尾を擁し、福岡を本拠地とする西鉄ライオンズだった。その後は所沢市の近くに住むようになり、所沢を本拠地とする西武ライオンズに自然に移行した。退職する頃にプロ野球への関心が薄れ松坂投手が在籍していたレッドソックスへとMLBに傾斜して行く。最近のプロ野球は、囲碁の高尾紳路九段の影響でなんとなく千葉ロッテに関心を寄せている。振り返るとパリーグ一筋である。