玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

⑲サア英語でサファリ

2006年03月17日 | ピースボート世界一周

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 シンガポールを出て2回目の英語研修のコース。セイシェルを出て3日目の早朝7時にケニアのモンバサに入港した。全生徒数が160名でそのうちの半数以上は参加していたろう。言語は現地語であるスワヒリ語の他に公用語として英語も指定されていた。

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 ケニアは広大なサバンナと野生動物のサファリが人気で、この2つを英語を通して楽しもうという企画であった。下船してすぐ1台のサファリカーに生徒が6~7人、割り当てられた教師、現地ガイド、ドライバー各1名が分乗して現地へ直行する事になった。100名を超える人たちが乗った車が車列をなして走る。中央分離帯は勿論、追い越し車線もなく、舗装道路のあちこちに露出している凸凹の穴をよけて1本道をひた走る。各国の援助で道路を走りやすくしようにも迂回路がないのだという。ドライバーも気づかって走っているのだろうが、車体をシッカリ掴まえていないと体を強打してしまうのだった 。

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 上船前や上船中に、アフリカの歴史や現状や問題など少々学んではいたが、車上から見えた町や商店や学校や家並や人々は私の予想を超えて貧しく、胸が痛む思いだった。サバンナについてサファリが始まるまで心は重く塞がれていたが、サファリが始まると今度は砂埃との戦いが待っていた。一定の距離を置くとはいえ20台近い車列である。翌日には更に1日目に他のツアーに参加して、2日目にこのツアーに合流したサファリカーを併せると果たしてどれほどのサファリカーをかき集めたのかと思ってしまう。

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 さて本題に戻って,同乗教師やガイドと英語で話せた?残念ながらガイド、ドライバーとは皆無であった。必死で質問しても返事の声がこちらまで届かない。「顧客満足」といった思想がまるでない。そこで教師が伝達してくれるのだが、彼ら自身もアフリカは初めてなので自分自身の興味の方が優先してしまうのだ。私達も聞き取りたくて耳を澄ますのだが何せ縦長のサファリカー。距離の問題と快適とはいえない乗車体勢では集中力も途切れてしまのだった。いつものクラスメートと担当教師であればもっと違ったかもしれない。 しかしツアーの終わりに、与えられたテーマを時間内で各チームでストリーを作りから(英語で)寸劇仕立てにして競演するといった作業は困難だったけれど愉快だったな~。続編は次回へ。

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