人は誰でも何らかの目的をもって、この世に生まれたのではなく、ただ生きたいがために生まれてきたことにようやく気付きました。それを不条理とか、一定の状況の中に投げ出されている(被投性)と言っているようです。
「何となう死に来た世の惜しまれる」これはあの夏目漱石の句だそうです。いったん生まれたこの世のあれこれがなかなか捨てられない。退き屈することを退屈と言います。退屈する心をどうやって励ますか苦心のしどころです。
その一助に娯楽があります。最大の娯楽はスポーツでしょう。私は奇数月ごとの大相撲、MLBやプロ野球そして高校野球などを見て楽しんでいます。それと囲碁は飽きがくることはありません。聴力障害があるのでこれ以上私の娯楽が増えることはなさそうです。
コロナ禍の中で一泊あるいは二泊の、温泉旅行を自主規制しています。移動の自由というのがどれほど重要か。今回のパンデミックでよくわかりました。「雨の日は雨を愛そう。風の日は風を好もう。晴れた日は散歩をしよう。貧しくば心に富もう」(堀口大学)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます