玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

57)南米を語る伊高氏

2006年08月14日 | ピースボート世界一周

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 元共同通信社のラテンアメリカ特派員であった伊高浩昭氏が、キューバの歴史、チェ・ゲバラ、チリ出身であるノーベル賞詩人パブロネルーダの愛と詩、ジャーナリスト希望者集まれ等の講座をもった。(伊高氏と右舷側で・テーブルと椅子が常設され、何時でも、誰でも、何でも使えグループの作業所、溜まり場になっていた)

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 少年の頃より文章を書くのが好きで、ジャーナリストを志し大学は新聞学科に進んだ。ラジオやTVでラテンの音楽、文化、歴史、芸術にも打ち込んだ。第2外国語で仕事が決まると思いスペイン語を選択した。以来ラ米やスペインとの付き合いは40年に及ぶと自己紹介した。(港の近くの街並み)

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 さて、キューバの歴史は1492年スペインの植民地になってから始まった?これまでも海賊による略奪や、焼き討ちを受けていた。そこでスペインは要塞化を進めてハバナを要塞都市とした。それらは今も美しさも兼ね備えた建築芸術として、コロニアル様式の建築物と共に保存されており、1982年には世界遺産に登録された。(歴史を偲ばせる要塞)

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 「チリよ。お前が黙っているときが好きだ。お前がいないみたいだからだ。チリよ。お前が眠っているときが好きだ。お前が遠くにいるみたいだからだ。チリよ。お前が遠くにいるときが好きだ。お前が心の中にいるからだ」とネルーダの肉声による録音も紹介された。言葉は解らないがくぐもった声ながら、流れるように静かになだらかに聴衆の耳に迫って来た。(館から海の方向を見下ろす)

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 チリの寄港地では彼が住んでいたその館を訪ねた。海から山あいに向かってかなり急峻な坂をバスで上り詰めると、湾と平行している比較的平坦な丘にたどり着く。丘からは街や湾が眼下に望め、係留してある船舟の先には果てない大平洋が広がっていた。アクロポリスの丘から見渡したギリシアの街並みは白一色に近かったがこちらはカラフルだ。設計を趣味とする私にとってその館全体は大いに見応えがあったが、詳細はイズレ又としよう。(ネルーダ家のリビングから撮影)

 

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