玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*台湾と沖縄のこと

2015年10月13日 | 台湾のこと

 台湾では総統選投票まで3カ月となる中で台湾与党・国民党は7日、中央常務委員会を開き、公認候補を交代させるという異例の方針を固めたという。月内に臨時党大会を開き候補に決めていた洪秀柱氏(67)の公認を取り消し、新たな候補者を選出する見通しだ。党執行部は9月下旬から複数回にわたり洪氏に出馬辞退を促したが、洪氏に拒否されたという。

 洪氏は中国との統一志向が強いと指摘されたこともあって支持率は低迷。台湾メディアによると洪氏の支持率は13%と野党・民進党候補の蔡英文主席(59)の45%に大きく引き離されている。洪氏の支持率低迷が総統選と同時に実施される立法委員(国会議員)選にも大きく響くとの危機感が党内に高まり今回の騒動となったようだ。(写真は10日・昭和記念公園にて)

 

 「辺野古移設は仕方ないのか?」と題して毎日新聞9日の夕刊の特集ワイドはヤマトンチュー(本土の人)の「常識」を検証している。その「常識」とはつぎの四つだ。(1)日本の抑止力維持のために必要だ(2)基地があるから国に優遇されている(3)独立論は空論。新基地を押し付けても沖縄は政府に逆らわない(4)中国と日米は対立している。日米同盟の堅持に移設は不可欠。

 これまでの沖縄の独立論は居酒屋談義だったが、今は違う。道筋は3段階。①独立を求める沖縄世論を形成し、国際社会に基地問題の深刻さをアピールする②県議会が、植民地独立を支援する国連・脱植民地化特別委員会のリストに沖縄を登録するよう求める議決をした上で、同委や国連加盟国各国に登録を働きかける③登録後に国連監視下で独立を問う住民投票を実施するーという流れだ。

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