数年前、桜の季節に井の頭公園→江戸たてもの園をお散歩。その頃、NHKのドラマ『坂の上の雲』(原作:司馬遼太郎)にはまってた私。ついには日露戦争の現場の中国遼寧省の旅順まで足を運ぶ入れ込みよう。登場人物の資料を読み込む中で、井の頭自然文化園の彫刻館に児島源太郎の騎馬像があるのを知りました。もちろん見る気マンマンだったのですが。確かあの時は朝一で井の頭公園を訪問したものだから、井の頭自然文化園に到着したら開園時間まで大分待ち時間があったんですよ。桜の季節に待ち時間などと無駄なことはしたくない!で。そのうち訪問するつもりで忘れてました。10月1日の都民の日にどこを訪問するか?考えててその事を思い出したのです。
神代植物園→井の頭自然文化園への移動は、バス1本でたった18分程です。到着したバス停前は、自転車がぎっしり停まってました。みんな考える事は一緒ね〜。でも私の目的は彫刻館。自転車で詰め掛けた人の目的はおそらく動物たち。上の園内図の左下にあります。では入園。
東京都井の頭自然文化園 基本情報
開園時間:午前9時半〜午後5時
入園料:一般400円 中学生150円(小学生以下、都内在住なら無料) 65歳以上200円
休園日:毎週月曜日(祝日に当たる場合は翌日) 年末年始(12/29-1/1)
無料公開日:5月4日(みどりの日)5月17日(開園記念日)10月1日(都民の日)
入園してまずは記念スタンプを押印。

スタンプ台のそばに彫刻があった。こちらは天女の舞昭和58年(1983) ブロンズ製
うわっ!彫刻館の外にも作品配置してあるのか!!これは〜、見落としないように気をつけねばならないね。

平和の女神

平和の女神(立像)
案内板。文化園の道は曲がってるので、案内板を頼りに彫刻館へ。

若き日の織田信長 昭和45年(1970) ブロンズ製
このあたりに彫刻が3つかたまってます。

原風蒼茫

咆哮昭和58年(1983)ブロンズ製
彫刻館に向かってると?でっかい立像が見えた。

聖観世音菩薩 昭和50年(1975)アルミ製
40年も前の像なのに、アルミ製だからか像が白く光沢があります。池上本門寺の日蓮像もアルミ製だったなあ。彫刻でアルミ製って珍しいよね?

彫刻館Bに到着。
天女の笛 台座に詩が刻まれてます。
彫刻館Bの側面に3つ像が並んでます。

3つとも大正時代の作品。あ。書き忘れてましたが、彫刻館の作品は全て北村西望さんの作品です。中でも上の画像3体の男性立像は、西望が世間に認められた初期の作品です。うち2作品を紹介。

晩鐘 大正5年(1916)こちらは第10回文展で入選。

光に撃たれる悪魔 大正6年(1917)こちらは翌第11回文展で評価された作品。
この後彫刻館B館に入りました。実は彫刻館は3棟の建物がありまして、B棟は西望の作品群の展示。A館は西望の一番有名な作品。長崎の平和の祈念像の原型展示。もう一棟は西望のアトリエです。内部は撮影禁止。彫刻館B館で訪問目的の児玉源太郎大将騎馬像を鑑賞。他にも数体の軍人像がありました。
児玉源太郎って誰?と自分の記憶に挑戦中の方のために。
日露戦争の時、ロシアの拠点だった旅順を乃木希典がなかなか203高地を落とせず攻めあぐねてました。旅順攻略にはタイムリミットがありました。ロシアのバルチック艦隊が旅順目指してすでに海を進んでたのです。バルチック艦隊到着前に旅順を陥せなければ、日本は敗戦します。近くタイムリミットに、児玉は乃木から指揮権を代わり28サンチ榴弾砲を用いてわずか半日で陥落させた人。満州軍総司令官の大山巌を補佐した。
ちなみに、児玉源太郎のお墓は、多磨霊園にあります。
多磨霊園、坂の上の雲の登場人物の墓所巡り(2015/4/12)の記事 こちらの記事に日露戦争の登場人物のお墓の画像があります。
ちなみに彫刻館B館には、1904年日露戦争で戦死した橘中佐の立像もありました。他の軍人さんの名前にはあまり聞き覚えがなかったのでわかりません。あ?山県有朋と畠山重忠は分かるか。
ちなみに私が訪問した10月1日の彫刻館B館には【記録集 はな子のいる風景】と題し、かつて井の頭自然文化園にいた象のはな子と一緒に撮影した来園者の写真がたくさん展示してありました。戦後間もない1947年、タイより来日にし、2016年5月推定69歳で死亡した象です。飼育員の日誌や新聞記事も合わせて展示されていて、子どもの頃はな子と記念撮影した人が楽しい記憶を懐かしんでいました。
さて?次の建物へ〜??
の前に、彫刻館前の広場に展示されてる作品を先に見ていこう。

鳥の母親ー舞踊 昭和31年(1956)ブロンズ製

自由の女神 昭和34年(1959)ブロンズ製

花吹雪 昭和40年(1965)ブロンズ製

浦島ー玉手箱

浦島ー長寿の舞

宇宙時代ー月神 昭和35年(1960) アルミ製
上の像は人間がついに宇宙へ行ける時代が来た!と西望の歓喜にあふれた作品です。このあたりで気づいたのですが、西望は自分の作品に作品名や自分の名前を彫ってます。そして詩を刻んでる作品もけっこうあるので、近づいて探してみてください。個性的な文字で、なかなか読み解けないんだけども。上の作品の場合、左の女神の外の縦長の部分に詩が刻まれてました。
ってなことで、次は彫刻館A館へ。

あれ!?うわ〜〜〜、マジデェ〜〜???北村西望って言ったら長崎の平和記念像じゃん〜〜!!
神代植物園→井の頭自然文化園への移動は、バス1本でたった18分程です。到着したバス停前は、自転車がぎっしり停まってました。みんな考える事は一緒ね〜。でも私の目的は彫刻館。自転車で詰め掛けた人の目的はおそらく動物たち。上の園内図の左下にあります。では入園。
東京都井の頭自然文化園 基本情報
開園時間:午前9時半〜午後5時
入園料:一般400円 中学生150円(小学生以下、都内在住なら無料) 65歳以上200円
休園日:毎週月曜日(祝日に当たる場合は翌日) 年末年始(12/29-1/1)
無料公開日:5月4日(みどりの日)5月17日(開園記念日)10月1日(都民の日)
入園してまずは記念スタンプを押印。

スタンプ台のそばに彫刻があった。こちらは天女の舞昭和58年(1983) ブロンズ製
うわっ!彫刻館の外にも作品配置してあるのか!!これは〜、見落としないように気をつけねばならないね。

平和の女神

平和の女神(立像)


若き日の織田信長 昭和45年(1970) ブロンズ製
このあたりに彫刻が3つかたまってます。

原風蒼茫

咆哮昭和58年(1983)ブロンズ製
彫刻館に向かってると?でっかい立像が見えた。

聖観世音菩薩 昭和50年(1975)アルミ製
40年も前の像なのに、アルミ製だからか像が白く光沢があります。池上本門寺の日蓮像もアルミ製だったなあ。彫刻でアルミ製って珍しいよね?

彫刻館Bに到着。
天女の笛 台座に詩が刻まれてます。
彫刻館Bの側面に3つ像が並んでます。

3つとも大正時代の作品。あ。書き忘れてましたが、彫刻館の作品は全て北村西望さんの作品です。中でも上の画像3体の男性立像は、西望が世間に認められた初期の作品です。うち2作品を紹介。

晩鐘 大正5年(1916)こちらは第10回文展で入選。

光に撃たれる悪魔 大正6年(1917)こちらは翌第11回文展で評価された作品。
この後彫刻館B館に入りました。実は彫刻館は3棟の建物がありまして、B棟は西望の作品群の展示。A館は西望の一番有名な作品。長崎の平和の祈念像の原型展示。もう一棟は西望のアトリエです。内部は撮影禁止。彫刻館B館で訪問目的の児玉源太郎大将騎馬像を鑑賞。他にも数体の軍人像がありました。
児玉源太郎って誰?と自分の記憶に挑戦中の方のために。
日露戦争の時、ロシアの拠点だった旅順を乃木希典がなかなか203高地を落とせず攻めあぐねてました。旅順攻略にはタイムリミットがありました。ロシアのバルチック艦隊が旅順目指してすでに海を進んでたのです。バルチック艦隊到着前に旅順を陥せなければ、日本は敗戦します。近くタイムリミットに、児玉は乃木から指揮権を代わり28サンチ榴弾砲を用いてわずか半日で陥落させた人。満州軍総司令官の大山巌を補佐した。
ちなみに、児玉源太郎のお墓は、多磨霊園にあります。
多磨霊園、坂の上の雲の登場人物の墓所巡り(2015/4/12)の記事 こちらの記事に日露戦争の登場人物のお墓の画像があります。
ちなみに彫刻館B館には、1904年日露戦争で戦死した橘中佐の立像もありました。他の軍人さんの名前にはあまり聞き覚えがなかったのでわかりません。あ?山県有朋と畠山重忠は分かるか。
ちなみに私が訪問した10月1日の彫刻館B館には【記録集 はな子のいる風景】と題し、かつて井の頭自然文化園にいた象のはな子と一緒に撮影した来園者の写真がたくさん展示してありました。戦後間もない1947年、タイより来日にし、2016年5月推定69歳で死亡した象です。飼育員の日誌や新聞記事も合わせて展示されていて、子どもの頃はな子と記念撮影した人が楽しい記憶を懐かしんでいました。
さて?次の建物へ〜??
の前に、彫刻館前の広場に展示されてる作品を先に見ていこう。

鳥の母親ー舞踊 昭和31年(1956)ブロンズ製

自由の女神 昭和34年(1959)ブロンズ製

花吹雪 昭和40年(1965)ブロンズ製

浦島ー玉手箱

浦島ー長寿の舞

宇宙時代ー月神 昭和35年(1960) アルミ製
上の像は人間がついに宇宙へ行ける時代が来た!と西望の歓喜にあふれた作品です。このあたりで気づいたのですが、西望は自分の作品に作品名や自分の名前を彫ってます。そして詩を刻んでる作品もけっこうあるので、近づいて探してみてください。個性的な文字で、なかなか読み解けないんだけども。上の作品の場合、左の女神の外の縦長の部分に詩が刻まれてました。
ってなことで、次は彫刻館A館へ。

あれ!?うわ〜〜〜、マジデェ〜〜???北村西望って言ったら長崎の平和記念像じゃん〜〜!!