小田急線の向ケ丘遊園駅。
その名前が現すように、この駅の近くにかつて向ヶ丘「遊園地」がありました。
遊園地の一画に「バラ園」があったのです。
私が始めて向ヶ丘遊園のバラ園へ行ったのは遊園地時代でした。
とっても手入れが行き届き、それは素晴らしいバラ園で大満足で写真を撮りまくったのね。
今は昔。
その後、向ヶ丘遊園は潰れ、あの素晴らしいバラ園はどうなるのだろう?
とヘコみましたが、そう思ったのは私だけでなく、思っただけでなく行動を起こしたのは向ケ丘遊園のあった「川崎市民」でした。有志が集まり、市営化され、バラの季節限定でバラ園が一般開放されるようになりました。
わ~~い
と、情報を聞いた直後のバラ園を見に行ったのですが、その時はがっかりしたのです。
だってバラの木の周りは雑草だらけ。
バラにはアブラムシが一杯。害虫のせいでバラの葉っぱは哀れな様。
酷い~~~
こういうのが強者どもが夢の跡?って言うのね。
と、美しいかつてのバラ園を知ってるだけにがっかりしたのです。
その後長らく、向ヶ丘バラ園には出かけてなかったのですが、お散歩ブームな今、行ってみるか~
ええ~~~
ここってこんなに坂がきつかったっけ??
ぜえはあ
青息吐息で長い坂道を上った先にバラ園はありました。
訪れたのは先月。5月19日。
確か今年の春の開園期間は5月14日から6月7日までです。あ、今週末まで開園してるのね。
が!!
上の画像ではわかりにくいかもしれませんが、訪れた5月19日にはもう満開でした。
遠目に見るには問題ないのですが、1本1本をアップして撮影に耐える花は殆ど残ってませんでした。
でもね。
ボランティアの人の腕が上がったのか、バラ栽培の専門家の監修を受けて手入れしているのか、とっても素晴らしいバラ園に仕上がってました。
かつての向ケ丘遊園時代に比べると、池が埋め立てられ、池に映るバラの風情はなくなってしまい。バラのひしめくように咲き誇る塊が木の数を減らしたようで、ずいぶんすっきりと芝生に変ってますが、それでも素人がこれだけのバラ園を維持しているのは賞賛出来ます。
んでもって、タイトルに書いたように、向ヶ丘遊園のバラ園は入園無料なのです。
太っ腹!川崎市!!
でも、寄付で維持運営されるものなので、募金箱が設置されてるので、いくらか投函したいですね。
バラ園のブログを見ると、現在はだいぶ花の数が減ってるようですが、遅咲きの品種が美を競っているようです。
ここは種類も豊富で、また売店で売っているバラの種類も豊富です。
始めてこのバラ園を訪れた時にここのバラ園で購入したミニバラはうちのベランダの過酷な生育条件下でも毎年花を咲かせてます。選びに選んだ丈夫な株です。
そんでもって、今年はバラ園開園30周年なのです。バラって長生きなのね。古株には風格さえおびてます。凄いよね。バラなのに。