高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

コシノチャルメルソウ

2007-05-26 11:23:41 | 山野草
榎峠の下を通り、その先に国道17号線を左折する。妙見堰の橋を渡り司馬遼太郎の「峠文学碑」を見る。
信濃川の向こうには崩れ落ちた榎峠と古戦場の朝日山が見える。
妙見堰から再び長岡市に入る。
長岡では昨年暮れに開館した河井継之助記念館を訪ねた。
記念館入口には長岡藩の秘密兵器ガトリング砲が据えられており、来場者を迎える。受付嬢が見学ですか、それとも「塵壷」の勉強会出席ですかと訪ねられる。
館内はそれほど広くないが、展示物は良くまとまっている。塵壷の旅と継之助が九州で買ったという蓑の展示が目玉か。慈眼寺の「会談の間」の写真も立体感があり、よいできだ。
先ほど、慈眼寺で継之助の薬茶碗を見てきた。これは幕末の歌人太田垣蓮月尼の歌を浮き出させた茶碗で、継之助がいつも愛用し、八十里越の向こうの只見で亡くなる時に、従僕の松蔵が持ち帰ったと伝わる。
「世の中の ちりもほこりもながれては きよきにかえる かもの川波 (蓮月尼)」
実家の裏山にはコシノチャルメルソウが満開であった。子供の頃には何の関心も持たなかった山野草の一つだが、自然に咲く姿は素朴でよい。

 
(秘密兵器のガトリング砲)   (河井継之助の愛用した茶碗)

越の哨吶草/ユキノシタ科/チャルメルソウ属。
山地や谷沿いの湿地に生える多年草。日当たりの良い土手や道端に生える多年草。
根生葉には柄があり、長さ5~8cmの広卵形で、花茎は15~30cmでチャルメルの形をした多数の花を付ける。
名前の由来:日本海側を中心に生えるチャルメルソウからこの名が付いた。チャルメルは楽器の一種である。
花期:4~5月。(越後丘陵)
【山野草の索引(2)へ】
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シロバナシラン | トップ | コシノカンアオイ »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
越のチャルメルソウ (信徳)
2007-05-26 17:36:30
 越後特有の山野草ですか?自然に生えているものは逞しく綺麗ですね。
返信する
質問です (デコウォーカ)
2007-05-26 23:12:27
前に、チャルメルソウ(?)をアップしませんでしたか?もう一度見ようとしましたが記憶があやふやです。
返信する
魚沼にもあるでしょう (寅太)
2007-05-27 13:06:03
信徳さん、こんにちは。
チャルメルソウの仲間はいろいろあるようで、土地の名前を頭につけて呼んでいるようです。
たとえば、ミカワチャルメルソウ、トサノチャルメルソウなどです。
葉や花の形が少し異なるようです。
コシノチャルメルソウは新潟県と富山県に生えているようです。
子供の頃はこんな山野草は知りませんでした。魚沼の崖の湿地帯にはあると思います。
返信する
素晴らしい記憶力 (寅太)
2007-05-27 13:20:31
デコウォーカさん、こんにちは。
3月18日にコチャルメルソウを載せました。ここにチャルメルソウの画像もありますが、産地が分からず単にチャルメルソウとしてあります。
正しくは***ノチャルメルソウと思います。
今回のものは長岡の山に自生していますので、コシノチャルメルソウです。
2005年1月の記事を索引に使っています。でもコチャルメルソウでしたから、見つからないと思います。
返信する

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事