Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
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最高のCSR(企業の社会的責任)

2011年03月26日 | 企業・CSR

○○○ 様

この未曾有の災害、そして原発、いろいろ企業も貢献してくれていますが、現在一番企業が社会に貢献できることは、『節電』と『脱原発の旗揚げ』ではないかと思っています。

関東地方では、東京21区他一部の地域を除いて、計画停電(といいながら、とても『計画』とは思えない代物で、零細企業などは潰れるところがでてきてもおかしくないようです。非正規社員は収入減でしょう。)を実施しています。

困った産業界が東京電力に「停電ではなくて、自分達で工場の一部を止めるとか節電対応をするから、対処できないか」と東電に申し入れたところ、「計画停電でなければ無理」と突っぱねられたようです。それでも企業がまとまって申し入れをしてくれたことは、個々人何万人が苦情電話を入れるより改善効果はあったでしょう。

昨日の東京新聞に、中国電力の原発に反対している人達が、「反対するなら中国電力の電気を使うな」と言われて、NPO等と提携して、本当に自力で電気を賄う生活を実証したことが書いてありました。以下がその取り組みです。

http://www.wa-dan.com/article/2011/03/post-77.php

これは田舎の小島であるからできることですが、こうした活動に助成金を出すこと、それ以外に自分の敷地での電力の自給自足なども、CSRとして最適かと思います。

(本当は送電網も買い取れるようになると良いのですけどね。)

前回お送りした記事、保安院の西山審議官の『原子力の代わりは原発』というインタビュー記事を読んで、「経産省は省エネを促進するべきところに、オール電化を推し進めて電気を使うシステムを作りあげながら、今度は『停電』で脅すなんて、なんて陰湿な」と思って怒りましたが、よく考えてみると、この会見を行った西山審議官とて「こんなのおかしいぞ」と思いながらの発言であったのかもしれません。

「経済発展のために綺麗ごとばかりですまない」というのも、ある程度は理解できます。

しかし、『経済発展』を目指した結果の多大な犠牲。今回の原発の件だって現在進行形ですが、もう既に国内の作物、製品は『放射能汚染』と世界にレッテルを張られています。国内で広がる健康被害、お金持ちは外国に移住・・・と言う最悪のケースにもなりえます。

そうなったら経済発展どころではないことは、誰にでも分ることなのに何故方向転換しないのか・・・・と理解に苦しみます。

(ところで、夫が昨日「これで日本の山や森林を買いあさっていた外資は、それを手放すのではないか」と言っていましたが、そうかもしれませんね。)

取りとめのないことを書き連ねましたが、ふと思ったことを送らせてもらいます。

ゆかり

追伸: 田舎といえば、これは現実離れしていますが、現在原発から避難している人たち。彼らは住む場所と同時に職を失うわけですが、どこかの土地にキブツのようなものを作るという発想は出てこないのでしょうか。

たとえ一時避難で無料の住居を提供してもらったところで、持続できない-そう考えると、こうした突飛な案もあっても良い気がします。

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