5月22日に以下のブログを書きましたが、
アストラゼネカのコロナワクチン9000万回分の委託製造をする日本企業の名は? - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
アストラゼネカのコロナワクチンの日本製造を請け負ったのはどこの企業なのでしょうか?
米国製(モデルナ、ファイザー)は武田薬品と日立の合弁会社が受託したようですが、その生産とて2025年。
アストラゼネカから受託した企業と、こちらの合弁会社とは、受託内容が大きく違うのでしょうか。
2021年5月27日記事
新型コロナ: アクセリード、コロナワクチン受託製造 福島に新工場: 日本経済新聞 (nikkei.com)
創薬支援などを手掛けるアクセリード(神奈川県藤沢市)は27日、新型コロナウイルス向けワクチンなどを製造する新工場を建設すると発表した。米ファイザーや米モデルナ製と同様の「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使ったワクチンで、製造技術を米企業から導入し、2025年までにワクチンの生産体制を整える。
アクセリード子会社のアルカリス(千葉県柏市)が、福島県南相馬市に新工場を設ける。mRNAを使ったワクチン開発に取り組む米バイオ企業アークトゥルス・セラピューティクスと、mRNAの製造技術などについてライセンス契約を結ぶ。23年4月にmRNAを製造する設備を稼働させ、25年までにワクチンを製剤化する設備を整える計画。生産能力は明らかにしていない。
(後略)
2021年4月27日記事
アクセリード、mRNA医薬品CDMO合弁会社「ARCALIS」を設立:紀伊民報AGARA
アクセリード、mRNA医薬品CDMO合弁会社「ARCALIS」を設立
アクセリード株式会社(代表取締役社長:藤澤朋行/以下、アクセリード)は、合弁会社「株式会社ARCALIS」(代表取締役社長:藤澤朋行/以下、アルカリス)をArcturus Therapeutics Holdings, Inc.(President & CEO:Joseph E. Payne, NASDAQ:ARCT/以下、アークトゥルス)と設立することに合意しました。アルカリスは、メッセンジャーRNAワクチン及び医薬品受託製造開発事業(以下、mRNA医薬品CDMO)を展開する会社で、株主であるアークトゥルスの研究開発パイプラインの製造拠点としての責任を果たしつつ、世界中の製薬会社、創薬ベンチャー、アカデミア等幅広い顧客に高品質のmRNA医薬品の安定供給を約束できる世界初の統合型mRNA医薬品CDMO事業を展開します。
アルカリスは千葉県柏市に拠点をおき、アークトゥルスからmRNA製造技術をライセンス取得し、2023年中にcGMP基準を満たした医薬品の製造供給事業開始を目指します。この合弁会社は、現在のアークトゥルスのmRNA治療薬候補の製造だけでなく、将来のmRNA治療薬の商用製造にも貢献する予定です。
アルカリスの設立は、4月7日に株式会社日立製作所とアクセリードが共同で報告した「日立とアクセリードが次世代バイオ医薬品の早期創出に貢献するソリューションの共同開発に合意」*1で記載した具体的なプロジェクトの一つです。
(後略)
そういえば、2006年に日立は武田薬品と共同出資で日立インスファーマという会社を設立していました。
日立は福島原発4号機の製造会社でしたね。
こちら2017年、2016年に書いた記事です。
製薬会社買収に熱心な日立 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
長谷川閑史と山田忠孝氏と武田薬品工業-武田薬品工業のCSR - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
こちらはmRNAワクチンについての意見。