ツナ缶虫混入で1億円超賠償命令 はごろもの下請け業者に(共同通信) - Yahoo!ニュース
製造させたツナ缶にゴキブリとみられる虫が混入し、ブランドイメージが傷つけられたとして、はごろもフーズ(静岡市)が下請けの興津食品(同市)に約8億9700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁(菊池絵理裁判長)は8日、約1億3千万円の支払いを命じた。
訴状などによると、山梨県内のスーパーで2016年、販売されたツナ缶に虫が混入していたことが判明した。 興津食品の代理人弁護士は「わずかなミスで下請け会社が1億円以上も賠償しなければならないのであれば、食品製造の下請け会社は戦々恐々としてしまう」と述べ、控訴を検討すると明らかにした。
ツナ缶開けてゴキブリが出てくれば驚くけど、おそらく自社工場のものでそうした事故が起これば、代替え品やお詫びの品持って社員がお詫びに行くくらいではないですか?
私は商品の異物混入では、
① あんずジャムにブリキのくず
②コーンの缶詰のコーンの一つに幼虫みたいなものが混入
がありました。
①は徹底的に調査して、異物が何であるか、混入した経緯を正直に教えてくれ再発防止を約束してくれたのに対し、②は一切混入したものがなんであるかも調べませんでした。
②のコーンの缶詰は米国産で、当時はまだコーンの缶詰の輸入がめずらしかった時代。メーカーの名だけ国産だと思って誤って購入したものですが、そのときから、「輸入食品は異物が入っても調べないのだろう。やっぱり国産が安心」と、添加物云々の前に購入しないようになりました。
ちなみに②のメーカーは、このコーン缶のことがあって3年後くらいに牛肉偽装で内部告発を受けました。
ツナ缶にゴキブリ混入があった2016年のニュースです。
「ゴキブリ混入」はごろもフーズ工場を検査 保健所が発見した「破れ・隙間」: J-CAST ニュース【全文表示】
静岡市保健所の食品衛生課では、J-CASTニュースの28日の取材に対し、担当者がこう説明していた。
今回の問題では、山梨県内のスーパーで販売されたツナ缶「シーチキンLフレーク」に1.5センチほどのゴキブリとみられる虫が混入していた。県は、スーパーから通報を受けて20日に静岡市保健所に調査を依頼しており、保健所は28日、食品衛生法に基づいて、同市内の下請け工場への立ち入り検査を行った。
害虫駆除の記録や工場施設を確認した結果、原料や資材を搬入するためのビニール製シートのシャッターが長年の使用で劣化しており、破れや隙間が見つかった。食品衛生課では、ここから虫が入った可能性があるとしており、はごろもフーズ側に対し、施設をチェックして、虫の侵入を防ぐよう指導した。
その後に改善したかを確認するため、後日に再び立ち入り検査を行う予定だともしている。
ただ、配電盤内なども調べたが、虫のフンの形跡は見られず、記録にも1年ほどは虫が捕獲されたという記載もなかったという。
「現時点でコメントするのは難しい」
はごろもフーズでは、混入ツナ缶の製造日から2年近く経っており、同様な申し出がなく混入は偶発的なものだとして自主回収しないとしている。静岡市保健所によると、検出された細菌数など食品基準に適合しないケースでなければ、製造元に回収命令は出せないという。
工場内に隙間などがあったと指摘されたことについて、はごろもフーズの経営企画室では、「こちらでは確認しておらず、保健所からも正式に話を聞いていませんので、現時点でコメントするのは難しいです」と取材に答えた。
なお、はごろもフーズのホームページ上では10月28日、同様の事例が発生しないよう品質管理の徹底を図るためとして、翌29日から当面の間、工場におけるツナ缶などの製造を休止することを明らかにした。
これが、約8.97億円の損害賠償請求、1.3億円の判決になったというのは、どういうことでしょうか?
よほどのことがない限り、はごろもフーズは「下請けいじめ」としかとられないのでは?