Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

ロシアのヴァルダイ会議

2022年04月10日 | 国際・政治

2008年9月、ロシアとグルジア(現在ジョージア)紛争のときに書いたブログ記事です。

K氏 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

抜粋:

この8月にグルジア軍とロシア軍の衝突がありました。これは北京オリンピックの開会日と重なったことや、そもそもが遠く離れた国で起こっている紛争などに興味を持つ人が少ないということもあって、日本の一般人の間で関心を持つ人は少なくなかったと思います。

しかし欧米ではこの紛争は一大事。アメリカとEUは先に手をだしたグルジアよりロシアを一方的に非難し、ロシアの態度も硬直。

メディアは一斉に「新冷戦の始まりか?」などと書き立てました。これは第三者的にみれば情報操作というのが想像できるのですが、これらのせいで西側に不安が広まりました。実際、私のペンフレンド達のうちの3人(マルタ、ドイツ、カナダ)も、ロシアに脅威を感じているとメールに書いてきました。

9月中旬になると株価に打撃を受けたロシアも態度を軟化。

海外のロシア専門家達と話し合い(ヴァルダイ会議)をした後、プーチン首相は「私達は新冷戦など望んでいないし、西側とうまくやって行きたいのだ。挑発しないで。」と表明。これをきっかけに、西側のメディアの中にも自分達の報道の仕方が偏っていたことに対して反省するコラムを載せたりするところもでてきました。

海外の友人たちもロシアに対して今も脅威と感じているのはおそらく変わっていないものの、EU、政府やメディアの煽り方には眉をひそめる人たちも出るようになっています。

ところで、上記ブログ記事に書いたヴァルダイ会議はもうなくなってしまうとしたら、それこそ歴史の逆戻りとなるでしょう。

ヴァルダイ・クラブ - Wikipedia

抜粋:

ヴァルダイ国際討論クラブ[1](ロシア語: Международный дискуссионный клуб «Валдай»、英語: Valdai Discussion Club)は、専門家の分析センターで、2004年にロシアの大ノヴゴロドで設立された。同クラブの名称は最初の会議が行われた場所を讃える形で名付けられており、最初の会議がヴァルダイ湖(ロシア語版、英語版)の近くで開催されたことにちなむ。

ヴァルダイ・クラブの主な目的は、国際的な知的プラットフォームとして、専門家、政治家、公人やジャーナリストなどの間で開かれた意見交換を促進することであり、国際関係、政治、経済、安全保障、エネルギーあるいは他の分野における現在の地球規模の問題について先入観のない議論を行うことで、21世紀の世界秩序における主要な趨勢や推移を予測している。

ヴァルダイ・クラブの知的可能性は、ロシア国内外で非常に高く評価されている。長年にわたって、同クラブの会議には、世界62ヶ国から成る国際科学コミュニティーから900人以上の代表が出席している。この数字には、世界最大のシンクタンクや大学、すなわちハーバード大学、コロンビア大学、ジョージタウン大学、スタンフォード大学、カールトン大学、ロンドン大学、カイロ大学、テヘラン大学、華東師範大学、東京大学、テルアビブ大学、メッシーナ大学(イタリア語版、英語版)の教授が含まれており、また、他にジョンズ・ホプキンス大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、キングス・カレッジ・ロンドン、パリ政治学院とソルボンヌの教授も含まれている。 ヴァルダイ・クラブの地域会議は国際問題専門家のコミュニティーの間で高い評判を得ており、アジア、中東、欧州大西洋といった地域の意見交換がなされた。同クラブの特別セッションは、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で開催されている。

Valdai Discussion Club - Wikipedia

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