Various Topics 2

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※旧Various Topics(OCN)

新庄徳洲会病院の「院長の偏屈コラム」再び

2021年08月19日 | 人物

新庄徳洲会病院の「院長の偏屈コラム」 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

の続きを。

メディアに出演する医師は、金太郎あめ的なことをいう人たちか、逆にそれに対抗する意見を言う人ばかりの印象があります。

実際自分たちの周りの医師・医療関係者には、この笹壁弘嗣医師の意見を持つ人が案外多いんじゃないかと思うのですが・・・。

(リンク表示は皆同じになってしまっていますが、それぞれ記事が開きます。)

 

Vol.25 最新の医療と最善の医療
(2007年6月15日)
院長の偏屈コラム | https://www.shin-toku.com/

「最新の医療」というと夢のようなすばらしいものと感じる方が多いのではないでしょうか。ところが、弱肉強食の世界である米国では、「貧しい人は最新の医療を、金持ちは最善の医療を受ける」と言われているそうです。これは、「最新の医療はその効果や安全性がまだ確立されていないので、そのための実験台になってくれる人が必要であり、貧しい人はそれに無料で参加する、一方、裕福な人はお金をかけて安全性の確立した医療を快適な環境で受ける」という意味です。

 かつて「最新の医療」として注目を集め期待されながら、今では全く顧みられなくなってしまったものは数多くあります。また、新しい医療には未知のトラブルがつきまとい、症例を重ねることによって少しずつ安全性が高まることはしばしばあります。

(後略)

 

Vol.47 このお話はフィクションですが…
(2010年5月15日)
院長の偏屈コラム | https://www.shin-toku.com/

200X年、某製薬会社が遺伝子操作により、感染力は非常に強いが、病原性の低いインフルエンザウィルスを作り出すことに成功しました。製薬会社から巨額の献金を受けたA国の国防総省は、このウィルスを中東に派遣している部隊の軍人(多くは移民)に感染させてみました。結果は予想通りで、製薬会社はそのウィルスのワクチンの製造に取りかかりました。そして、2009年A国の隣のM国からウィルスを広めたところ、世界的な感染を起こしました。

 東洋のJ国は、空港で検疫を始め、感染の出た高校の修学旅行生がホテルに缶詰にされ、クリーニングの受け入れも拒否されるという事態になりました。予防策として、国産ワクチンだけでは足りないので輸入する方針を立て、国産のものから接種を始めましたが、徐々に病原性が低いことがわかると、一時のパニックはウソのように収まり、輸入と国産合わせて9100万回分という大量の在庫が生じました。このうち、すでに30億円分は期限切れになり、夏までにはこの10倍が期限切れになる見込みです。結局、J国では新型インフルエンザの発症はいつもの2倍になったものの、死者は過去10年で最低の198人でした。

 以上のお話しの前半は私の作り話です。しかし、以下の事実を合わせると、そうとも言えない気がします。

(後略)

 

Vol.53 子宮頸癌ワクチンの熱狂
(2010年11月14日)
院長の偏屈コラム | https://www.shin-toku.com/

 来年度予算で子宮頚癌ワクチンに対して150億円の特別枠が認められました。子宮頚癌を経験した女性政治家や女優による公費助成を訴える活動が実を結んだのかも知れません。新庄最上地域でも、自治体による助成が一部で始まりました。

(中略)

 ワクチンは国民全体を守るために利益と不利益を考慮して行う国防事業で、公費で行う上で重要なことは優先順位を明らかにすることです。90%が自然治癒し10年以上かかって0.1%程度が癌になるHPV感染症が、先に述べた子供の感染症や肝臓癌の原因になるB型肝炎に優先され、異例な優遇を受ける理由は何なのでしょうか。実はもう一種類のHPVワクチンは承認されていません。政治家が票を集めるため、公費助成により特定の製薬会社が莫大な利益を得るため、などということが「下種の勘繰り」であればよいのですが。

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