前回の、
マッキンゼー&日本財団&慶応SFC-無政府(政府乗っ取り)資本主義者たちの結束
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/bba075f7906246f89298400977571568
で紹介した、黒川清氏は自民党で内閣官房特別顧問、参与を務めてきている方ですが、彼はまた、東京電力福島原子力発電所事故調査委員委員長でもあります。
ウィキペディア
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
また、今年6月に退任されていますが、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)の会長を務めていました。
(黒川氏ご自身が「重宝がられる」のは、竹中平蔵氏の場合より納得はできるのですが、1人の人間が政府、実質政府が作り上げた団体のトップを複数に渡って務めるということに疑問を持つ人達っていないのでしょうかね。)
このGHIT Fundの新会長は、中谷比呂樹氏。
GHIT Fund
プレスリリース
https://www.ghitfund.org/newsroom/press/detail/214/jp#
本日、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)は、元世界保健機関本部(以下、WHO)事務局長補の中谷比呂樹氏がこのたび新たに会長・代表理事に就任しましたことをお知らせいたします。中谷氏は、GHIT Fund発足以来5年間にわたって、その成長と成果を積み重ねた黒川清前会長・代表理事の後任となります。
新会長の着任にあたり、GHIT FundのCEOであるBTスリングスビーは次のように述べています。
「このたび会長に就任した中谷氏は、グローバルヘルスや顧みられない熱帯病対策における先駆者であり、科学や政策の分野で豊富な経験と実績を有しています。医療イノベーションを国内外で推進し、優れた政策の導入や効果的な製品供給体制の実現などに尽力した中谷氏の比類なきリーダーシップは、GHIT Fundをさらなる成長へと導き、今後薬事承認を目指す新薬を必要とする人々に届けるための大きな力となるでしょう。中谷氏を会長に迎え、活動の第二期と定める次の5年間の活動を本格的にスタートさせます。黒川前会長にはこれまで多大なる貢献をいただきましたこと、心より感謝の意を表します。」
中谷氏は、2007年より2015年までWHO事務局長補(HIV/AIDS・結核・マラリア・顧みられない熱帯病対策担当)として、熱帯病制圧のための対策を大きく前進させました。その在任期間においては、これらの感染症の罹患率および死亡率は減少傾向に転じ、顧みられない熱帯病の一つであるメジナ虫症に関しては根絶間近となりました。
また、中谷氏は、WHOへの参画以前には、厚生労働省において要職を歴任し、公衆衛生の分野では、予防接種や健康増進への取り組み、公衆衛生上の緊急事態への対策、保健医療従事者の育成、行政や管理、組織開発や政策立案に携わりました。現在は、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)特任教授、大阪大学大学院招聘教授(公衆衛生学)、厚生労働省国際参与、国立国際医療研究センター理事、ならびにWHO執行理事等を務めています。
(後略)
アンダーラインの部分を読むだけでも、この団体がどういうものであるか想像できます。(GHIT Fundの上層部に対しての批判.
GHIT Fundはビル・ゲイツは関わっていたにせよ、「儲からない」と言われるマラリアワクチンの開発に力をいれるなりして、私は評価していました。)
HPVワクチンをめぐっては、村中璃子氏を中心とした医療関係者グループ、非医療関係者でない駒崎弘樹氏等の人工芝ロビイストたち、堀江貴文氏外のIT長者が目立っていますが、彼らは、実は「おとり」(&「捨てコマ」)のようなものかもしれません。