前々回の記事で、鈴木寛氏を応援する星槎グループトップの動画を載せましたが、星槎グループ関連で私は以下の記事を書きました。
HPVワクチン過激推進派と星槎グループ・星槎グループと日本科学技術振興財団
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/c63ed2591dd1f606c2dd8db26bbf5e57
そしてこの記事の続きとして、「Fourm 21 梅下村塾」もとりあげました。
日本科学技術振興財団理事の榊原定征氏・「満州人脈」~「梅下村塾」
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/5f7a7d3336e58401cd8329810435ca3f
この梅村下塾が出版した本を現代が宣伝(序章の抜粋と執筆者リストを10ページにわたって掲載)していましたが、ご覧ください。
『その手があったか! 「ニッポンのたたき台」』 ~民管理職39人のタスクフォースが考えたニッポンを鍛える55の提言
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/38251
「日本の未来のため」といって、政策提言グループができあがってきていますが、その構成員が政権べったりであったり、一見庶民の味方のようである団体でありながらその活動を自分の為に利用しているような人達であったり、希望を持てそうなものが見つかりません。
いろいろなグループを見てきているうち、私が個人的にお付き合いさせてもらった政治提言者たちさえ、「本当に裏がないのだろうか?」と感じることになってきた私です。
とくに、国際協力やリーダー育成の部門で活躍する方々、そして日本に提言し続けてきたロナルド・ドーア氏に対してさえ、「彼らは、“脅かされず、踊らされず、踊る人”なのか?」と(お世話になった相手に大変失礼とは思いながらも)、疑問に思う事さえありました。
(ドーア氏については、彼の彼の原発事故や核兵器に対する考え方に対する違和感-
ロナルド・ドーア氏のコラム、核アレルギーと脱原発派
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/396522c0deabfc864a86db684c25394d
ロナルド・ドーア氏と新著『日本の転機』
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/be134c3826bd81ba6bf3a574ea096aa0 )
流石に彼が誰かの為に信念を曲げて意見を作り上げることはないとは思えど、防衛や原発とはあまり関係がないはずの彼がこれらに対し論じることがどうしても理解はできませんでした。)
私が「あなたの為に」「日本の為に」と声を大きくする人達やそれを報道するメディアの偽善に過敏になったのは、原発事故後がきっかけだったのか、HPVワクチン被害に群がる人のネットワークから気が付いたことがあったからなのか、それとも、そうした偽善があまりにも多くなったせいなのか。
「尊敬する人」をも疑うことさえあるようになったのは、悲しいことではありますが、たぶんドーア氏はあの世で許してくれていることと思います。
ドーア氏と非情に親しかった、稲上毅氏のドーア氏と追悼文をどうぞ。
人間の偽善を見抜くユーモアの感覚
─ドーア先生のご逝去を悼んで
稲上 毅
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2019/01/pdf/001-002.pdf
“「社会をよくする」と公言するエリート集団や享楽主義者の資本家、彼らに群がる人達”が本当に日本を良くできると、ドーア氏は思っていなかったことでしょう。
偽善者が増えた世界は、偽善を見抜く人が減ってしまったから。
ドーア氏の意見には同調できないものはあったとしても、彼が日本人でなくてイギリス人であったとしても、今も私たちは日本のためにも彼から学ぶことは多いと思います。