今日の昼休み(きょうの私は出勤日)、asahi.comを眺めていると、思いがけない見出しが目に飛び込んできました。
それは、
というもの
一部抜粋しますと、
来年、映画会社・日活が創立100年を迎える。一連の記念企画を準備中だが、第1弾として「幕末太陽傳」のデジタル修復版を公開する。1957年の川島雄三監督作品。「こけらおとし」に選ぶにあたり、日活には「必然」の理由があった。
として、
日活にとっての「幕末太陽傳」。佐藤直樹社長は「おそらく全社員が、この会社を象徴する1本と考えている」という。その背景は社の歴史にある。日活は戦後、配給会社として存続していたが、53年に製作再開を宣言。監督や技術者を他社からの移籍組に頼り、若手俳優を発掘して態勢を整え、54年に撮影所を建設した。このため「幕末~」の冒頭、「日活製作再開三周年記念」と画面に出る。
「自前の撮影所で、若い力で映画を撮っていくと意思表示をしてから3年目の作品。この時、川島監督は39歳、フランキー堺さんは28歳という若さ。当時の撮影所の力を感じます」。かかげた理想が、結実した作品なのだ。
ということ。
このブログでは「幕末太陽傳」のことを2回取り上げました(こちらとこちら)。
とにかく「幕末太陽傳」は私の大のお気に入りの1本です
DVDを買っただけでは飽き足らなくて、NHK BSで放送されたものをブルーレイディスクに落としてコレクションにしています。
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そんなお気に入りの作品が、
この作品を日活は昨夏から、東京国立近代美術館フィルムセンターと共同で修復してきた。オリジナルのネガフィルムが現存しないため、35ミリの上映用プリントと複製の映画フィルムからデジタル復元、音声は、黒沢明監督「羅生門」の復元も手がけた米国の音声修復プロダクションに頼んだ。
そして、
◆23日から各地で公開
だそうです
この記事、なんとも中途半端で、むず痒いものに留まっていて、わたしとしては不満(もっと言えば、できの悪い記事)なのですが、大好きな作品「幕末太陽傳」が、デジタル処理されて公開されるという事実は、相当にうれしい話題です。
私、古い日本映画の最大の弱点は「音」だと思っています。多くの出演者が早口で、そして、妙なエコーがかかっていて、セリフが聞きにくいといったらありません
それが、「修復」を加えることによって、どう変わるのか、かなり期待してしまいます
あ、そうだ
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