三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

江森一郎『体罰の社会史』

2009年02月03日 | 

江森一郎『体罰の社会史』は1989年発行の本。
江森一郎氏が体罰史という観点を思いついたのは、戸塚宏『私はこの子たちを救いたい』に「日本の歴史が二千年あるとしても、体罰を否定しているのは、最近の三十年間だけで、あとの1970年間は、肯定されているのである」と言っていることだという。
江森一郎氏の考えは正反対に近い。

江戸時代以前にあって体罰否定論者はおそらく最澄と道元だろうということである。
江戸時代の初めごろから体罰が忌まれるようになった。
なんと水戸黄門様も体罰反対をはっきり表明しているそうだ。
闇斎、素行、藤樹、蕃山といった儒学者や心学者も体罰を否定している。
熊沢蕃山はこう書いている。
「聞いたことも見たこともない事を、読もうとする気もない子にまずい教え方で読ませれば、先にやったことは忘れてしまうのは当然だ。それを覚えが悪いの、忘れてしまったのと打ちたたきするのは、「不仁」である。(教育方法を)知らないのである」

体罰を否定しているからといっても、厳しく育てるべきだとする点ではほとんど一致している。
しかし、折檻することは、親子の感情を損ね、子どもの性格を表裏あるものにするとして否定的だった。
18世紀後半になると、青陵、大塩平八郎などの体罰肯定論が出てくる。

明治初年に出た『日本教育史資料』によれば、体罰規定のある藩校と郷校は維新期に存在した270藩のうち6校である。
しかも、このうち数藩については明治になってからの規定の可能性があるという。
体罰が否定されるということは現実には体罰が行われていたからであり、藩校に体罰規定がないから体罰がなされなかったわけではない。
薩摩藩、熊本藩、会津藩では、青少年自治組織では「粗暴・残酷な罰(大体集団的リンチがある)」が行われていたが、「一般的傾向とは言えない」と江森一郎氏は言う。
また、寺子屋でも体罰はあまりなされていないそうだ。
「江戸の寺子屋では一般的には体罰に対してきわめて慎重であり、羞恥心に訴えたり、恐怖心を適度に利用したりすること自体が主だったと考えるべきである」

日本に来た外国人の多くは、日本では子どもに対する体罰がほとんど行われていないことを書き記している。
1620年ごろ、イエズス会士フロイスは「日本では、むち打ちは滅多に行わない」と述べている。
1775年に来日したツンベルクは「彼等(日本人)は、決して児童を鞭つことなし」と書いており、幕末のシーボルトは「少なくとも知識階級には全然体刑は行われて居ない、是がため、私は我国で非常に好まれる鞭刑を見たことがなかった」と書き、オールコックは「(日本人)は決して子どもを撲つことはない」と述べている。
このように、日本では子どもが甘やかされ、大事にされていることに驚いている。
ただし、それには美化という側面もあることを江森一郎氏は注意している。
「特に江戸期の日本人は子どもを溺愛し、甘やかすことが一般的で、体罰もあまりひどいものではなかった」

明治12年に制定された「教育令」には体罰禁止規定が明文化されている。
「学校体罰法禁の西欧最先進国であるフランスでさえ、教育令の規定より八年遅れている。それは、わが国の伝統思想の中に国民のエートスとして、体罰を残酷とみる見方が定着している」

体罰が肯定されるようになるのは日露戦争前後が一つの節目だと、江森一郎氏は言う。
「産業革命によって生じる矛盾の深刻さ、それが温床となって体罰的雰囲気が瀰漫してくる」

「体罰の乱用に決定的影響を与えたのは、帝国陸・海軍の教育(調教?)方法であったろう」

軍隊が教育の場のモデルとなった。
「上下(先輩、後輩)関係を根幹としたうっぷんのはけ口として、私的制裁・体罰の場を用意することになったのであろう。この典型が森(有礼、文部大臣)がもっとも重視して軍隊モデルに改造した新教育の寄宿舎生活の場であったことはよく知られている」
「しだいに蔓延する当時の教師による体罰の根源はここにあったのである」

明治以降、体罰が肯定されるようになったのは、体罰が当然視されている欧米の影響もあるのではないかと思う。
「わが国の近世(江戸時代)教育史に比べると、「西欧の教育史は体罰史である」と言ってもよいほど体罰で色どられている。(ちなみに、中国近世においてもそうだった。)」
ルソーやペスタロッチも体罰完全否定論者ではなかったそうだ。
フランスでは今日でも「家庭での体罰は必要悪と考えられ、そのために毎年10万本以上のむちが売られているという」

学校での体罰、軍隊での私的制裁は禁じられていたが、タテマエと実態は乖離している構造は戦後も変わらないと、江森一郎氏は言う。
体罰によって子どもがケガをしたり、殺されるという事件が今でも時々あるが、その際に子どものほうが悪いという論調が見受けられる。
子どもには厳しくするほうがいいという考えは日本の伝統とは違うんだということを知るべきだと思う。

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37 コメント

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懐かしの思い出 ()
2012-08-20 16:16:28
公立高校は面接はなかったけど、私立はありましたね。
欠点は短気なこと、と答えました。
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高校受験 (となりのみよちゃん)
2012-08-19 21:22:41
面接あったのですか?わたしの場合は、試験だけでした。だから、合格したのかしら?
円さんの長所、おいおい、わたしの方から、ご披露しちゃいましょうね。
欠点はどう、お答えしたのですか?そういうタイプの人って時間切れになりそう。
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あなたの長所は? ()
2012-08-19 21:13:21
面接などで「あなたの長所と欠点は何ですか」と聞かれますね。
高校の受験の面接でこれを聞かれ、長所については答えられませんでした。
今も同じです。
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それでは、お聞きします (となりのみよちゃん)
2012-08-17 21:35:14
ずばり、円さんのよいところは?
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へそ曲がりでもあります ()
2012-08-17 17:39:51
たしかに人の目は気になる性分です。
子育てでも、人からあれこれ言われてノイローゼになる人もいるでしょうね。
今は情報過多でしょ。
健康なんか特に。
熱中症でもテレビであれだけしょっちゅう言われたら、逆に気にしすぎてしまうのではと思ったりします。
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付和雷同するタイプ (となりのみよちゃん)
2012-08-16 19:59:45
そういう方って、みんながお墓参りしていたら、同じようなことしないと落ち着かないのでは、ありません?

お母さんにも、いろんなタイプがあるような気がします。でもお子さんは、それぞれですから、育児書などに惑わされないで子育てしていくとよいのでは、ないでしょうか?
年々子育てが大変になってきている環境に思えます。ここまできたら、もっともっと、社会がサポートしないと、ダメかも。
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恵心僧都源信 ()
2012-08-16 16:39:19
末は木の枝の末端、端っこ、枝葉末節。
本は木の根っこだそうです。
中江藤樹のお母さんの話は、源信のお母さんの叱責と通じるものがありますね。
「後の世を渡す橋とぞ思いしに世渡る僧となるぞ悲しき」
祖母の実家の墓参りをするつもりだったのに忘れてました。
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中江藤樹 (となりのみよちゃん)
2012-08-15 23:05:30
について、この日記、書いてありますね。とっても親孝行で有名な人だったらしいですね。母親が手紙で赤ぎれに苦しんていると書いてよこしたとき、膏薬を買い求め、はるばるとお届けに行ったとか。ところが、お母さんは学問を志半ばで帰省するような者は家に入れないといって膏薬だけもらって追い返したそうですね。厳しいお母さん!
でもそれが彼にはよかったようです。

ところで、円さんはご両親がご存命みたいですね。なによりです。お父様は認知?だったら、なおさら、ご両親をそのご先祖さまのお墓参りにつれていってさしあげたり、もしかしてご高齢でいらっしゃれないようでしたら、せめて円さんが代表してお墓にお線香をあげられたりしたら、ご両親もお喜びになるのではないでしょうか?
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だって恥ずかしい ()
2012-08-13 20:50:12
いじわるは楽しいですけど、自分のイヤな面をさらけ出すわけですよ。
そういうイヤな面を家族は指摘するわけで、まずは否定したくなりますよね。
子供に自分のイヤなとこを発見するのはもっとイヤです。
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そういうことですか (となりのみよちゃん)
2012-08-13 05:10:33
何がコメントされているか、楽しみにしていたのですけれど。肩すかし。

今いじめにあっている人。なんでもいいから、(たとえそれが幻想でも)何か自分しかない、いいものを自分自身や親ごさんと一緒に探してみてはいかがですか?必ず、何か見つかると思います。自分に自信を持てば、なんとか、いじめを克服する手段を発見できる可能性が高くなると思います。

けなされてばかりで育てられている息子さんは、いじめやいじめられる人になる可能性が高いと思います。お気を付けください。
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上から目線 ()
2012-08-12 19:59:23
息子とケンカして、あれこれ非難されて、たしかにそのとおりだなと。
けなしてばかりですからね。
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やったー!! (となりのみよちゃん)
2012-08-11 19:09:47
わたしのいやがること、どんどん言ってください。今なんだか忙しいのですが、明日、パソコン開けるのが、メチャ、楽しみ!!になりました。
本当のわたしは、実はいじわるされても大丈夫なんですよ。
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付和雷同するタイプです ()
2012-08-11 17:57:48
私は人のいやがることを言うのが好きな人間です。
よく言えば、口が悪い。
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体罰の話から、イジワルの話に (となりのみよちゃん)
2012-08-10 17:58:59
本当のわたしは、実はいじわるではないんですよ。誤解されるときも、多々ありますけど。円さんは、いじわるですか?おそらく、照れ屋で心優しいお方と思います。
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サザエさんは優等生ですから ()
2012-08-10 16:50:20
「いじわるばあさん」は長谷川町子さんが楽しんで描いたというのもありますね。
それと、あのいじわるさは普遍的です。
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個人的には (となりのみよちゃん)
2012-08-09 18:07:52
「いじわるばあさん」の方が、おもしろかったです。わたしの性格が、いじわるだからでしょうか?
 
なんでも、毎日というのは、大変です。明日からは、わたしも、夏休みにしようかしら・・・
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程度問題では ()
2012-08-09 17:43:23
そりゃ、最初のうちはいいでしょうけど、毎日ですからね、大変ですよ。
昭和20年代の「サザエさん」は時代の雰囲気が感じられて、私は面白かったです。
でも、何がおかしいのかわからないものがあるのも事実。

モーツアルトのように芸術家には短命な人が多いですが、創造することはそれほど大変なんだと、河合隼雄氏の本にありました。
読者のレベルが高ければ、大変さも高度になるんじゃないですか。
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そうとも、言えませんでしょ (となりのみよちゃん)
2012-08-08 19:43:50
好きこそものの上手なれっていう言葉もありますし。大変なことするのが好きな人もいるようです。

4コマまんがを、集めて文庫本にしますよね。「サザエさん」朝日新聞出版・定価500円(第6刷発行)を持っています。あまり面白くないです。昭和22年のころの雰囲気、まんがでつかもうと思ったのですが・・・あまかった!
新聞連載開始から28年間の作品を装いを変えて全45巻にまとめたものです。いいものや、有名作家のものだったら、何度もお届け!

夏目漱石のころは、レベルの高い人むけだったから。読者層が今と違うと思いますけど。
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消耗品? ()
2012-08-08 19:01:28
新聞の漫画は毎日ですからね、大変なんてもんじゃないと思いますよ。
漫画家にインタビューした本に、ペンを持つと吐き気がして描けなくなったと答えた人がいました。
夏目漱石は新聞小説作家でしょう。
胃潰瘍はそのせいという説もあります。
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大きな声ではいえませんが (となりのみよちゃん)
2012-08-07 17:22:27
彼女は、躁うつ病だったようです。知っている人も、それなりにいるのでは?
でも、頑張って、みんなに希望を与える仕事をしましたよね。

4コマ、まんがは起承転結を考えて描くので、案外大変なのでは?
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自分にないものを求める ()
2012-08-07 14:30:12
「サザエさん」が連載を始めたころには、私は生まれていませんので推測です。
長谷川町子氏は独身で、姉と妹も早くに夫を亡くして、女ばかりの生活だったそうです。
それに、どちらかというとひきこもり気味だったとか。
あるべき家族像を投影しているのではないでしょうか。
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その頃のこと (となりのみよちゃん)
2012-08-06 12:32:19
知ってらっしゃるのですか?わたしは、よくわかりません。教えてください。まんが、「フクちゃん」の頃なのですか?

最低でも、家族は一日一回はみんなで食事すると良いと思います。
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昭和20年代だって ()
2012-08-06 12:05:08
磯野家は日本の家庭の典型のように思われているかもしれません。
でも、今も昔も、そんな家庭はないのではないでしょうか。
我が家の場合、夕食はみんなで食べるようにしていますが、それ以降はそれぞれバラバラ。
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別宅があるのでは (となりのみよちゃん)
2012-08-05 17:44:46
今のお子さんは、個室を持っている子が多いですね。そこには、テレビもパソコンも携帯もあるし。食事もそこで済ますとか・・・家族で一緒に観るテレビ番組も少ないようですし、サザエさん一家のような家族は、あまりないかもしれません。
サザエさんのおうちの家具は、なんとなくレトロですが、電化製品は進化していますね。
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別荘があるのでは ()
2012-08-05 17:12:50
子供がいるうちは部屋数がほしいですが、年を取ると狭いほうが楽だと言われます。
たしかに下宿していた時のように、6畳ひと間で、手を伸ばせば届くぐらいで十分ですね。
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そんなおうちには (となりのみよちゃん)
2012-08-04 18:05:58
お手伝いさんが、いるものです。
鴨長明が、終のすみかにした家なんか、いかがでしょう?
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豪邸を見かけると ()
2012-08-04 16:42:22
こんな家に住みたいなと思います。
でも、掃除が大変でしょうね。
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円さんの豪邸 (となりのみよちゃん)
2012-08-03 20:32:53
には、かないません。実は、私が管理人です。
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マンションもいろいろ ()
2012-08-03 19:56:02
管理人が常駐しているマンションがあれば、管理人がいたためしのないマンションもあるし。
さぞかし超高級の億ションにお住まいなんでしょう。
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そうなのですね (となりのみよちゃん)
2012-08-03 01:56:16
うちのマンションの管理人さんも日々お忙しそうです。
マンションを管理するのも時間がかかるみたいです。
住民からの苦情もいろいろあるみたいだし。

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テレビを見ないことでしょうか ()
2012-08-02 22:18:29
私もそれなりに日々忙しいこともあります。
ブログを継続するのもけっこう時間がかかるし。
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はい、そうしたいのですが。 (となりのみよちゃん)
2012-08-02 16:46:22
なかなか時間がとれません。円さんは、たくさんご本を読んでいらっしゃるようですね。お時間作るコツ、ぜひ教えてください。たとえば、家事は奥さんにまかせてほとんどしないとか、スポーツもしないとか。それとも、睡眠時間を惜しんでまでも、ご本読むとか。お酒飲まないとか・・・何か秘訣がありそうです。
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戸塚某氏に聞かせたい ()
2012-08-01 17:17:29
体罰という名前の暴力を振るう人は、自分は正しいことをやってると思い込んでいるところが困ってしまいます。
しつこいですけど、大津市の中学校や関係者(でない人もいるけど)に抗議や脅しの電話・手紙をする人と同じです。

>となりのみよちゃんさん
他にもいいこと書いてますよ。
お暇な時にごらんになってください。
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この日記に気がつきませんでした (となりのみよちゃん)
2012-07-29 18:44:12
Unknownさん、この日記の存在を教えてくださり有難うございます。でも、できましたらHNがあれば、良いかと思います。
この日記に関して、少し口出し(知ったかぶり)をしたくなった私です。
この日記に書いてある、中江藤樹と熊沢番山は
師弟関係にあります。中江藤樹は我が国における陽明学の祖です。彼が弟子の熊沢蕃山に送った漢詩では「送熊沢子還備前」が有名です。この詩の中には、「眼中に青し」といった句があり、これは阮籍の故事をもとにしたものです。白眼にたいして青眼。志を同じくする弟子にたいする好意のまなざしを暗に秘めています。番山は中江藤樹の学問の実践者です。
その実践のプロセスで体罰を容認したという話は、私の知る限りにおいては、ありません。以上です。
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Unknown (Unknown)
2012-07-29 18:02:02
「適切で十分な愛・教育」を受けてその自覚がない人ほど、体罰を肯定する。
体罰は指導力・説得力・忍耐力が乏しい無能な教育者による責任転嫁。
虐め・虐待にも通じる「言って聞かなければ叩くしか」等の論理的間違いを解説@感情自己責任論
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コメントありがとうございます ()
2009-02-11 17:19:54
『逝きし世の面影』は私も読みました。
外国人たちが気恥ずかしくなるくらい日本を賛美しているのには驚きです。
タイムマシンがあれば、幕末から明治時代の日本に行きたいですね。
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共感しました (いろは)
2009-02-11 12:18:49
>子どもには厳しくするほうがいいという考えは
日本の伝統とは違うんだということ

を、渡辺京二の著書「逝きし世の面影」で知り、
私も目から鱗でした。
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