三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

かわいいのがお好き

2006年02月18日 | 映画

ジョー・ライト『プライドと偏見』は、娘二人が玉の輿に乗るというお話。
母親が「娘が美人でよかった」ともらす。
ほんと美人は得だ。
キーラ・ナイトレイ扮する次女は、思ったことをズケズケと言う女である。
ま、映画だから、それもほほえましく見ているわけだが、こういう一言多い女と結婚したら大変だと思う。



「二人は結婚して幸せに暮らしましたとさ」で終わるおとぎ話、本当に二人は幸せになったのだろうか。
シンデレラがサラ金の借金で首が回らなくなったとか、白雪姫がよその王子と不倫したとか、十分ありうる。
「続・プライドと偏見」がもしあれば、当然のことながら夫婦の危機が中心となることだろう。

ロマン・ポランスキー『オリバー・ツイスト』は、孤児のオリバーが幸せになるというお話。

多くの人がオリバーのためになぜか一生懸命につくす。
オリバーを救おうとして殺される人もいるぐらいだ。
なぜならばオリバーがかわいい顔をしているからである。



どちらもいい映画なのだが、美形であるがゆえに幸せになるという物語なわけで、ブ男は一生不幸に生きなければならないということだろうかと、いささかひがんでしまいました。

コメント
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