泉修三を知っていますか。新潮文庫「実録・警視庁公安警部」の筆者で、要するに警視庁OB。外事スパイハンター30年というタイトル通り、これがオモロイ。
仕事と家庭、公と私=家庭人として、円満ではなかったらしい=などなど、警察官を希望するヒトはモチロン、就活中の皆さんにお勧めだ。ヘタなシューカツ本などより、本書のような血と汗のにじみ出るような体験の方がいい。
では、ワハーン回廊を知っていますか。外事、公安部門で走り回ったキャリアで、国外情勢にも目を光らせていた。これは、アフガニスタンの一部で、北東に伸びている部分。19世紀後半、覇権を競う英・露両国の間で作られた緩衝地帯だそうな。このことを、筆者・泉さんに教わった。
ソ連時代、ベリヤというボスが首脳部数人の集まりで絞め殺された、中越戦争(知ってる? 1979、中国がベトナムに侵攻)で中国兵の死体累々など、米経由で入手したらしいマル秘も各所に。
筆者は1944生まれ、と当オジサンとほぼ同年齢ということもあり、懐かしい記述が多い。他の出版社の本で、大手の文庫に入る、というのはスグレモノ。この説が正しいことを証明する。裏金についてどうかって、お尋ね? どうぞ読んでみて。
仕事と家庭、公と私=家庭人として、円満ではなかったらしい=などなど、警察官を希望するヒトはモチロン、就活中の皆さんにお勧めだ。ヘタなシューカツ本などより、本書のような血と汗のにじみ出るような体験の方がいい。
では、ワハーン回廊を知っていますか。外事、公安部門で走り回ったキャリアで、国外情勢にも目を光らせていた。これは、アフガニスタンの一部で、北東に伸びている部分。19世紀後半、覇権を競う英・露両国の間で作られた緩衝地帯だそうな。このことを、筆者・泉さんに教わった。
ソ連時代、ベリヤというボスが首脳部数人の集まりで絞め殺された、中越戦争(知ってる? 1979、中国がベトナムに侵攻)で中国兵の死体累々など、米経由で入手したらしいマル秘も各所に。
筆者は1944生まれ、と当オジサンとほぼ同年齢ということもあり、懐かしい記述が多い。他の出版社の本で、大手の文庫に入る、というのはスグレモノ。この説が正しいことを証明する。裏金についてどうかって、お尋ね? どうぞ読んでみて。