居酒屋日記

Takeshi ORION Nishimori

実は甘党

2006年12月08日 | 料理(肴)・酒


こんな珍しいどら焼きが届きました。
ハイッピーはノーマルどら焼き、ハイサワーは抹茶です。
箱を開けた瞬間、撃たれた時のジーパン刑事状態でしたよぉ~
「なんじゃぁ~こりゃぁぁぁぁぁぁぁーーー!」 ってね。
そのあと爆笑してしまいましたけどね。

毎晩のように肴を見繕って酒宴を催してはおりますが…
実は大の甘党なんですよね、だから嬉しい贈り物でした。

甘党の始まりは産まれて3歳まで居た吉祥寺の春風堂というケーキ屋さん。
後に自然食品の店になってしまいましたが、今は無くなってしまったみたい。

日曜日の朝はいつも父とここの2階でお茶というのが決まりでした。
実は掃除の邪魔だったので追い出されていたのが事実みたいですけど。
この店に入った時の珈琲の香りが好きでした。
おれのお約束は紅茶とエクレア。 初めての洋菓子体験!
なんて幸せな味なんだろ… 
と今でもしっかり店の情景&香りと共に記憶に残ってます。

洋菓子ではもうひとつ、4歳から11年間住んでいた常盤平(千葉県松戸市)での思い出。
近所にあったミカワヤという洋菓子屋さんのケーキが大好きでした。
朝、店の前を通るとケーキを焼く甘い香りがたまらなく美味しそうでねぇ…
特に中学の頃は通学路にあったもんで立ち止まってクンクンしてました。
サバランを初めて体験したなぁ~。 お酒の初体験?

産まれた吉祥寺というと、もうひとつ。
小ざさ(おざさと読みます)の最中&羊羹ですね。
吉祥寺の駅前の商店街の一角、本当に見落としそうな小さい店。



最中が優しい味で大好物です。
白餡と黒餡の2種類があるんですけど、選べないんですよ。
2種類が混ざって売られてます。どっちも好きですけどね!
でも、ここの羊羹は幻なんですよ。早朝から並んで整理券貰わないと購入できません。
吉祥寺に住んでいてもなかなか口にする事は難しかったという代物です。
練り羊羹と水羊羹の中間のようなさっぱりとした味です。
小さい鍋で毎日手作りで作製しているそうで、量産できないそうです。
たまに食べる機会がある時はしっかり味わうようにしています。

羊羹といえば… (なんか尻取りのようになって来た…)
はやり王道ですがとらやも好きなんですよね~
特にお気に入りは小豆の粒が見える「夜の梅」と黒砂糖の「おもかげ」
最近は小型の一口サイズもあるので重宝してます。

実はとらやの羊羹を肴にバーボンロック…ってのが好きでした。
とんでもない取り合わせと思われるかもしれませんが…
でも、こんな事続けてると糖分過多で身体壊すかも? 
と思い、今は止めてますけど。

子供の頃我が家ではクリスマスシーズンが近づくと
ケーキの予約を必ずしたのですが、なぜか普通のケーキと
アイスクリームで出来たケーキの2種類… なんでや?
食卓に2つのホールが鎮座し、ローストチキンが必死に主張している。
そんな光景が今でも思い出されます。
きっと甘党の子供の為に両親が気を利かせてくれたんでしょうね~。

結局、亡き父の血を受け継ぎ、酒を飲むようになった今でも
甘党は変わりません。
チョコレートを語りはじめたら、また長くなりそうなので止めておこう。

甘い物が苦手なみなさん。 ごめんなさい。