百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

夏至

2010-06-20 20:56:00 | 季節
明日は夏至。
梅雨の合間の夏至ゆえ、なかなか日中の時間の長さを体感することは少ないが、夏至以降は朝が明けるのが少し少し遅くなる(夏至以降も日の入りはもう少し遅くなり、一週間後がもっとも遅いといわれている)。
話は変わるが、『おむすび通貨』という地域通貨があるという。
「おむすび通貨は”食べられるお金”で、1むすび=0.5合の玄米、そして“生もの”だから腐るかもしれません。」というキャッチフレーズで
「おむすび通貨はお金です。
お金なので支払いに使うことも稼ぐこともできます。
おむすび通貨は地域通貨です。
地域通貨とは使える場所が限定されているお金です。
おむすび通貨は流域通貨です。
おむすび通貨を使える場所は、伊勢三河湾を共有する流域一帯の加盟店です。
おむすび通貨は世界初の米本位制地域通貨です。
おむすび通貨は作付け年度の収穫期になれば換米協力店舗で当年度の玄米と交換することができます。
1むすびの玄米は無農薬有機栽培天日乾燥された地球と体に優しいおむすび一個分の玄米です。
おむすび通貨はオープンネットワークメディアです。
おむすび通貨を持った人はおむすび通貨と引き替えに物やサービスを提供してくれる人に会いに行きます。
おむすび通貨を欲しい人はおむすび通貨をもらえる仕事に出かけていきます。
おむすび通貨はお金なので人から人へと流通します。
おむすび通貨は、人と人の開かれたネットワークをつなぐ媒体、オープンネットワークメディアです。」
そしてこの貨幣は、腐りはしないが価値が低下する、なんとも挑戦的な貨幣のようだ。


乳酸菌

2010-06-19 23:05:02 | 農業
乳酸菌を自らが作り、希釈して植物に養分として施肥したり、防虫効果を期待して葉面散布しているが、本当にどう効果があるのか。本当は、もう少し科学してみる必要がある。
というのは、乳酸菌が直接、肥料成分となったり、防虫効果を持ったりしているとは思えないが、栽培上でしっかり効果が確認できるのは何故か。
乳酸菌が良いのではなく乳酸菌が生み出す酵母、そして酵母が作り出す酵素が生理活性を促進しているのでは、と考えている人がいる。
乳酸菌による嫌気性の発酵は酵母を生み、酵素を作り出し、この酵素には乳酸菌の死滅分解した滋養豊富な有機酸類(乳酸・コハク酸・酢酸等)及び必須アミノ酸・グルタミン酸・微量要素が生成・濃縮されている。これらは稙物に散布された時、栄養吸収が良く、生理活性に大いに役立つとその方は述べておられるが、もう少し私自身も勉強が必要だ。

化学肥料

2010-06-18 21:52:56 | 農業
化学肥料の歴史は、1840年、リービヒが植物は無機栄養で生育することを明らかにし、化学肥料使用の基礎を作ったコトから始まる。イギリスのローズは過リン酸石灰を1843年に生産を開始。20世紀に入って石灰窒素、硝酸塩肥料などが生産を開始、そして1913年のドイツのハーバーとボッシュによるアンモニア合成工業の成功が大きな転機となる。
人口の増加と共に如何に食糧を増産すればよいか大きな命題になりつつある世界にとって、人類は魔法の杖を手に入れたかのようにこの化学肥料を多用するようになる。
石油精製のプロセスで発生する物質を化学会社が窒素肥料の原料として活用していることはよく知られており、ここにも石油に頼った成長経済の終焉が読みとれる。

農村六起( ノウロク) とは

2010-06-17 23:58:14 | 農業
NPO法人100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センターはタイトルになっている「農村の6次産業起業人材育成プロジェクト農村六起」を立ち上げた。農村で6次産業の起業を希望する人材・プランを募集し、優秀なプランには支援金を、2年間で100名を起業家に!!
同プロジェクトは
▽農林漁業の生産・加工・流通などの「地域複合アグリビジネス」
▽都市住民が農山漁村へ移り住むための基盤整備をする「ふるさと回帰産業」
▽農村での新しいレジャーサービスを提供する「次世代ツーリズム」
の3つのテーマで、コンペを通じた優れた起業プランの支援と、生産現場などでの実地研修(インターンシップ)斡旋を行う。
地域の、そしてそれぞれの胎動が全国的な大きな流れになってくるとなんとも面白そう!!!

窒素固定菌

2010-06-16 22:43:00 | Weblog
自然界の窒素固定は、真正細菌や一部の古細菌によって行われる。
豆類の根が持つ根粒菌は土壌を肥やす働きを持つといい、他には雷の放電や紫外線で大気中の窒素ガスが酸化され、これらが雨水に溶け、土壌に固定されるともいう。
窒素固定菌としては、水稲における紅色細菌等も有名で、水稲は水田内に微生物量が増えることで、自然と窒素量が増えることに繋がり、肥料を投入する必要性が低くなる。

窒素固定

2010-06-16 00:01:19 | Weblog
私たちは窒素を直接利用することはできません。しかし、細菌の中には大気中の窒素を取り込み、体内で代謝を行い、この窒素を利用して色々な窒素を含む物質を産生するものがあります。
緑色植物も大気中の窒素を直接利用して、代謝を行う能力は持っていません。
そこで、細菌が産生した硝酸や亜硝酸、アンモニアを吸収して代謝し、蛋白質やアミノ酸、核酸などの窒素化合物を自ら産生し、生きているのです。
そして私たちはこの植物達が産生してくれたものを食することで、生きていることになります。

炭の力

2010-06-14 22:05:32 | Weblog
土壌の微生物を増やすには「炭が効く」とよく言われます。
その理由は、・微生物の棲家になる ・毒素を吸着する 等とよくいわれますが、本当は炭は超音波やそれに近い高い音波を出すからではないかと考えている人がいます。
炭自体が生きているわけではないので自分で超音波を出すわけではなく、他からの波動のエネルギーを音波や超音波に変える性質があるといわれています。
太陽からの赤外線、遠赤外線のような光、高周波の電磁波など、いろいろな波動が炭に当たると音波や超音波に変わるという仕組みだといいます。細菌の中には、こういった音波や超音波を好み生育するものもあるようです。細菌自体音波を出し合うことで自由に情報交換し、元気がないものに対しては元気付け、元気過ぎるものには抑制するともいいますが、その仕組み自体、私達の身体の中に何らかの形で残っているのでは?と考えると何とも深い話になります。

梅雨入り

2010-06-13 21:45:41 | 季節
今日、関西は梅雨入りを迎えた。
例年より遅れること一週間、昨年より10日遅れで入梅となる。
今年は一部で“空梅雨”と予測されている。
もしかすると、2007年の天候に似ているのかもしれない。
雨がないと雨を羨み、雨が続くと雨に恨む、なんとも哀しい百姓の性・・・。


ビールは健康食品

2010-06-12 20:51:28 | 料理
ビールは健康食品?!
ドイツビールは品質を保持する為に16世紀につくられた“ドイツビール純粋法(原料には麦芽・ポップ・水・ビール酵母しか使用しない…バイエルンビール純粋令)”をかたくなに守っているという。日本のようにコーンスターチ等を使用しているものとは決定的に違うようだ(日本のビールとドイツのビールは定義が異なる)。
ビールは“液体のパン”とも呼ばれ、その歴史は紀元前4000年以上も前に遡る。
紀元前500年頃には薬草(グルート)をその味付けに使うことで、単なる嗜好品から栄養補強や医療にも活用されるようになる。
こだわったビール愛好家は、そのグラスの下部に残ったビール酵母を何とも美味しくいただくともいう。
ビール酵母には数種類のミネラル、特にカリウムが多く含まれており、肝機能向上(ビタミンB群)、代謝機能促進(ビタミンB群)、皮膚炎・抜け毛・白髪予防(ビオチン、パントテン酸)・肌荒れ防止(ニコチン酸)・高血圧予防(カリウム)・老化防止(核酸)・解毒(グルタチオン)・美容効果(食物繊維)という健康効果も・・・。やっぱり健康食品??!!

ワールドカップ開幕

2010-06-11 23:58:10 | 季節
ワールドカップが南アフリカ共和国で開幕を迎えた。アフリカ大陸では初の開催となるワールドカップは全世界で263億人の方々が様々な手段で試合を観戦するという。ワールドカップの予選には過去最高の199ヶ国(日本が認めている世界の国の数は日本も入れて193ヶ国)が参加、日本も予選を無事通過し32ヶ国の仲間入り。
FIFA国際サッカー連盟は、ワールドカップ2010 南アフリカ大会の優勝賞金は3,000万ドル(約 26.4億円)、準優勝チームには賞金 2,400万ドル(約 21.1億円)を授与、参加する 32カ国には対しても経費として各 100万ドル(約 8,800万円)を支払う。
なんとも凄いスポーツの祭典だ。