百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
ビジネスブログランキング
 

お茶  


「お茶」の不思議
お茶は、その昔、薬だったという

「薬を飲む前にお茶を飲め」
約5000年前の中国の神話の中に、「神農帝」という人の話が書かれているそうで、一説によると、この神農帝こそが、世界で一番最初に茶を口にした人とも言われおり、彼は様々な野草を試食し、食べられるかどうかを確かめていた人物だったという

日本において、お茶は、中国の進んだ制度や文化を学び取り入れようとしていた奈良・平安時代に、遣唐使や留学僧によってもたらされたと推定される

平安初期(815年)の『日本後記』には、「嵯峨天皇に大僧都(だいそうず)永忠が近江の梵釈寺(ぼんしゃくじ)において茶を煎じて奉った」と記述されており、これが、わが国における日本茶の喫茶に関する最初の記述といわれている。お茶は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にすることができた飲み物だったという
梵釈寺(ぼんしゃくじ)とは、平安時代に近江国志賀の旧大津宮(現在の大津市)付近にあった寺院のことで、現在は廃寺となっているが、滋賀県東近江市には同名の黄檗宗寺院があり、古代の梵釈寺と関連があるという伝えられている
そんなお茶の文化が、今やペットボトルのお茶文化に成り下がってしまって、本来のお茶の持つ意味合い、文化、価値について誰も知ろうとしないのはなんとも残念な話だ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )