「宮本から君へ」
文化庁所管の独立行政法人日本芸術文化振興会が出演者の薬物事件を理由に映画「宮本から君へ」への助成金を取り消し、「公益性の観点」から交付を取り消せるよう要綱を改定したことが話題になっている。
この「公益性の観点」というのが、あまりにも曖昧で、「不正行為等に係る処分」の内容についても「明確な基準が示されない」といわれ、このままでは、恣意的な解釈、拡大解釈が可能で、映画製作の自由度がなくなるということが危惧されている。
映画産業は一時期低迷していたが、最近いろいろな意味で注目を集め、産業的にも、コンテンツとしても将来性が期待されつつある。しかし、メジャーな大規模商業映画だけではなく、小規模で手作り感のある収益性の低い映画も存在としては貴重で 互いのバランスが今後大切になってくると思われる中、公的資金の助成をどういう形で受けるのか、受けずにどういう手法で成立させるか、今一度考える必要がありそうだ。
文化庁所管の独立行政法人日本芸術文化振興会が出演者の薬物事件を理由に映画「宮本から君へ」への助成金を取り消し、「公益性の観点」から交付を取り消せるよう要綱を改定したことが話題になっている。
この「公益性の観点」というのが、あまりにも曖昧で、「不正行為等に係る処分」の内容についても「明確な基準が示されない」といわれ、このままでは、恣意的な解釈、拡大解釈が可能で、映画製作の自由度がなくなるということが危惧されている。
映画産業は一時期低迷していたが、最近いろいろな意味で注目を集め、産業的にも、コンテンツとしても将来性が期待されつつある。しかし、メジャーな大規模商業映画だけではなく、小規模で手作り感のある収益性の低い映画も存在としては貴重で 互いのバランスが今後大切になってくると思われる中、公的資金の助成をどういう形で受けるのか、受けずにどういう手法で成立させるか、今一度考える必要がありそうだ。