色なき風 2015-08-28 23:53:55 | Weblog 五行説で四季に色をつけると、秋は「白」、白は本来色のない透き通ったものという意味で秋の風を『色なき風』と詠んだ。 芭蕉は「あかあかと日はつれなくもあきの風」と奥の細道で詠んでいるが、これは古今集の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」を踏まえたものだという。