百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

自然とは

2009-11-18 20:37:45 | 環境
「アイヌはその年の自然の“利子”の一部で、食うことも住むことも、着ることも全部やってきた。今の人間は自然という“元本”に手をつけている。“元本”に手をつけたら“利子”がどんどん減ることをこれだけ経済観念が発達した日本人がなぜわからないのか」とアイヌの元参議院議員萱野茂さんはかつて語ったという。
インディアンは、常に、7世代先の子孫のことを考えて自然と共に暮らしていたという。そんなインディアンにとっての自然は、子孫からの借りものであり、借り物であれば、そのまま残して返さねばならない。自然には神が宿ると考えているインディアンは、その中から、ほんの少しの恵みだけをいただいて、日々自然に感謝しながら、子孫から借りている自然をそのまま残し、そして返して、時代を生きてきた。
ガンジーは、人類は地球の受託者といっている。人間はすべての生物と未来の世代を代表し、神聖な受託物として地球を維持するべきだと彼は考えた。
我々は、自然を我々のものだと大きな勘違いをした。我々は、生かされている、生かされているというより自然の一部であり、これ以上自らの自然に暴力的になるわけにはいかない。