パリ近郊の農民達50名余りは、16日シャンゼリゼ通りにトラックを乗り上げ、高級服飾品ルイ・ヴィトン本社や高級レストラン、フーケッツの前に干し草を積み上げ、火を放つ(写真はAP=共同配信より)!!
「“クレージー”、天井知らずの小麦価格高騰」といわれたのがわずか2年前。
今年は、その価格が低迷・・・「小麦1キロを生産するのに14ユーロセント(約19円)かかるのに、売値は9ユーロセントだ。農業は瀕死の状況だ」と農民達のリーダーは嘆く。
小麦価格が株式市場のように上がったり下がったり、そこには誰かの思惑があったり、自然の大きな力に左右され、そんな価格の移り変わりの中ではどんなに腹の据わった農民でも、火を放ちたくなる。その気持ちは良くわかる。でも、上がればあがるで、消費者の手から小麦は遠ざかり、下がれば下がるで消費者だけの利となる・・・そんな構図から早く脱却しないと、誰も農業をしたいと思わなくなる。目先の価格に左右されることなく、でも農民を甘えさせる補助金ではない、“食”を守る仕組みづくりを考える必要がある。
「“クレージー”、天井知らずの小麦価格高騰」といわれたのがわずか2年前。
今年は、その価格が低迷・・・「小麦1キロを生産するのに14ユーロセント(約19円)かかるのに、売値は9ユーロセントだ。農業は瀕死の状況だ」と農民達のリーダーは嘆く。
小麦価格が株式市場のように上がったり下がったり、そこには誰かの思惑があったり、自然の大きな力に左右され、そんな価格の移り変わりの中ではどんなに腹の据わった農民でも、火を放ちたくなる。その気持ちは良くわかる。でも、上がればあがるで、消費者の手から小麦は遠ざかり、下がれば下がるで消費者だけの利となる・・・そんな構図から早く脱却しないと、誰も農業をしたいと思わなくなる。目先の価格に左右されることなく、でも農民を甘えさせる補助金ではない、“食”を守る仕組みづくりを考える必要がある。