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大谷翔平語録㊷長打も打てて率も残せるのがベスト

大谷翔平語録
長打も打てて率も残せるのがベスト

 松井氏をリスペクトし、目標とし、打者大谷は進化を続けた。2022年には松井氏も成し遂げられなかった2年連続のシーズン30本塁打以上をマーク。翌2023年には日本人初の3年連続シーズン20本塁打以上も記録した。2023年5月、少年時代から憧れていた松井氏についてあらためてリスペクトを示した。
僕より率も高いですし総合的にそれこそ高いバッターかなと思います。目標にずっとしてきましたし、そういう選手像の中でホームランを打てるのが自分の中では理想なので。率も残るし、フォアボールもしっかりとるし、なおかつ長打もしっかり打てるというのが一番いい選手かなと

 大谷は1年目から並外れたパワーを発揮し、相手バッテリーから警戒された。松井氏との打撃成績を比較すると長打率では大谷が勝る。打率に関して言えばヤンキースに所属した7年間で2割9分2厘を残した松井氏が、現状で2割8分の前後の大谷を上回っている。

フォアボールの重要性

 打率、出塁率、長打率がバランス良く高い打者がベスト――。それは打者の指標として重要視されるOPS(出塁率+長打率)の高さとイコールとも言える。少年時代の大谷は四球を嫌がってボール球に手を出すこともあったという。だが四球に対する考え方は変わった。

2023年シーズンの6月は驚異的なペースで本塁打を量産本塁打王争いをしていた2021年同様に敬遠が激増した。相手投手はボール球で誘いにく、るためストライクゾーンの外にボールが散らされるケースが多くなり四球も増えた。盗塁ができる大谷にとって、どんな形でも出塁は得点のチャンスにつながる。

2021年9月の四球攻めを経験して、意識はどう変わっていっているのか。

野球をやっていれば、フォアボールよりヒットの方が楽しいし、ホームランの方が面白いっていうのはもちろんあると思いますけど、フォアボールというのは打席の中でも自分の1年間プレーしていく中でも、1、2を争うぐらい大事なものじゃないかなと思っているので。そこは四球を取れているうちはいいんじゃないかなと思うし、際どい球に対して我慢強く打席を送れているというのは、いい傾向じゃないかなとは思っています

ボール球は振らないし、ストライクに来たら球種を問わずしっかり自分のスイングをする準備をするというだけなので、フォアボールはOKじゃないかなと。
それが結果チームの勝ちにつながってますし、自分が得点することによってそういう(チームの勝利)チャンスが増えているので、それはいい傾向かなと勿論思います

投手・大谷にとって好打者とはどんなイメージなのか。
しっかりいい球を、しっかりとしたスイングでいい打球を広角に打てるというのがいいバッターじゃないかなと思いますね

コメントとしては、非常にシンプルだ。ただ、言葉通り、大谷は好調時、好球必打で全方向に飛ばす率が高くなる。
甘い球を打ち返し、長打とする。ボールを見極め、出塁する。
打撃傾向に加え、シンプルな言葉からも理想の打撃像が見えてくる。

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