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大谷翔平語録㊼・エンゼルス愛

大谷翔平語録
第3章
ライバルと仲間の存在

三・エンゼルス愛

 「久々に皆の顔を見て、このチームでも優勝したいなという気持ちになりましたね

 大谷が孤軍奮闘の活躍をしてもチームは負けを喫する。何時しかエンゼルスファンの間では「なおエ」という言葉が定着した。
例えば。「大谷が1試合8打点を挙げた。なお、エンゼルスは敗れた」というように、大谷の活躍がありながらチームが負けた際に「なおエ」と揶揄するのだ。
確かに2021年シーズンから大谷の投打の活躍を鑑みれば、「なおエ」と言われても仕方がないチーム成績ではある(エンゼルスのレギュラーシーズンの成績は2021年が地区4位。2022年が同3位。2023年は8月末で同4位)
しかし逆に大谷が球団やチームメートに助けられていた時期があったのも確かだ。
チームへの感謝と信頼

 2022年4月、大谷は開幕からなかなか調子が上がらなかった。月間成績は打者では打率2割4分7厘、4本塁打、11打点,。
投手では2勝2敗、防御率4・19.それでもチームは首位を快走。
「なおエ」とは逆の状況だった。
その時の大谷の言葉が印象的だ。

打線の中でいいところで打たせてもらっているので。自分の調子が上がらないときにこうやって勝っている状況というのは、すごく救われているし逆に言えば、こういう状況が常に続いていくわけではないので、もしそうなったときに、自分がもう一段いい状態で助けられるようにそういう準備をしたい

 思うように自身の結果が出なくても、チームの勝利が救いだった。
充実感というより、ありがたいなという感じですかね。調子がそこまでよくない中で、こうやっていいところでずっと信じて出し続けてもらっているのは、感謝すべきだと思います

 4月に4本塁打はマークしていたが、得意なはずの本拠地で本塁打はゼロ。だが、当時のジョー・マドン監督は打線の中軸から大谷を外すことはなかった。二人には固い信頼関係があった。チームの勢いにも乗せられ、5月9日、本拠地のレイズ戦で自身初の満塁ホームランを含む二本の本塁打を放った。

チームの状態がいいので、その中で打てない選手がいるところで、やっぱり代えたくなったり、打順をもっと落としたくなるところだと思うんですけど、そこを我慢して使ってもらってすごく感謝していますし、早くその期待にこたえられるようにという思いはあります。まだまだ今日1本、2本打ったからといって。すごく変わるものではないと思うので、これを継続できるように頑張りたい

振り返れば、不振の時も、故障で離脱している時も、チームは信望強く復活を信じ環境を整えてくれた。
メジャーリーグに移籍してからの6年間チームが勝てない状況を度外視すれば、二刀流はチームにもファンにも温かく支えられていた。

2020年のシーズン中、胸中を明かしたことがある。

ケガもありましたし、なかなか思うようにプレー出来ないシーズンもあったので、ただ大まかに見ると、いいシーズンが多いんじゃないかと思います。ケガ自体もサポートしてくれて、自分のやりたいようにプレーできる環境を作ってもらったので、それはすごく感謝しているし、ここまでいいシーズンを続けられていると思います

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