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永人のひとごころ
大谷翔平語録㉟ 「憧れ」からすべてが始まる
大谷翔平語録
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「憧れ」からすべてが始まる
WBCでは二刀流で侍ジャパンを牽引し、3大会ぶりの世界一奪還に貢献した。大会後の会見では、次世代を担う選手たちに向けての思いを語った。
「僕自身、WBCで日本の優勝を見てきて、こういう風になりたいと思ってきたしそうなることができて素晴らしい経験をさせてもらった。今野球を楽しんでいる次の世代の子たちが僕らも頑張りたいと思ってくれたら、それは本当に幸せだなと思います」
WBCでは第1回と第2回大会で侍ジャパンが連覇。
当時野球少年だった大谷はイチロー氏(現マリナーズ球団会長付特別補佐)やダルビッシュ有(現パドレス)ら、日本を代表するスター選手たちの活躍を目の当たりにし憧れた。
「小さいころからずっと夢見てきましたし、この大会で優勝するっていうのを目標の一つにしてきた」
自分の目で見て、感じて、夢を抱き、目標とした。
周囲の人の意見によって自分のやりたいことを決めることはない。それは最終的には自分で決めるもの。
強いものに憧れ、それを目指す――。
そして世代をつなぐ思いは、日本の野球少年だけに限らない。世界的にも影響力のある大谷はWBC期間中、他国から最も注目される存在だった。
「台湾だったり、韓国だったり、今回は残念ながら予選で負けてしまったと思うんですけど、僕らが勝っていって優勝することによって『次は自分たちだ』と、そういう気持ちになるんじゃないかと思いますし。
その2か国だけじゃなく中国もそうですし、まだまだ可能性があると思いますし、そのためにもやっぱり勝ちっていうのは大事かなと思います」
「日本だけじゃなくて韓国もそうですし、台湾も、中国も、その他の国も、もっと野球を大好きになってもらえるように。その一歩として優勝できたことが良かったし、そうなってくれることを願ってます」
人は誰かに憧れる気持ちから努力を重ね、強くなる。そして目標や夢を掲げる。他人に言われて抱いたり、設定したりするものではない。また人を感動させるために大谷は野球をやっているわけでもない。とにかく懸命にプレーし、あきらめることなく勝利を目指す。
その姿を見た人がどう感じるか。
感動を押し付けることは、大谷にとって「仕事」でも「使命」でもないのだ。
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