大谷翔平語録㊴活躍を継続することが一番大事

大谷翔平語録

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活躍を継続することが一番大事

　シーズン中の早い段階で、ファンからは既にＭＶＰコールが響いていた。大谷は意識していたのだろうか。

「獲りたいな、とはもちろん思っていましたけど、日本で最初二刀流をやるってなった時よりは、アメリカに来た時、受け入れてくれる雰囲気が有ったので、それは感謝しています。アメリカ全体のファンの人だったりとか、チームだったりとか、そこはもう感謝してますね」

　同年は、敵地でも歓迎されることが劇的に増えた。本拠地だろうがどこだろうが関係なく、大勢のファンが二刀流を称賛する姿は大谷にシッカリ届いていた。

歴史的なシーズンとなった２０２１年。

二刀流の地位を確立し、メジャーリーグの顔となった。さらに期待が高まる中で迎えた、翌２０２２のキャンプ初日の言葉が印象的だった。

「去年の１年で特に変わるということはないですけど、いい活躍を長く続けるということが一番大事なことなので、チームとして勝つのもそうですし、孤児９ん的にいいシーズンを送りたいなと思ってます」

活躍を継続する事。これが大きなテーマだった。だからこそ、２年連続のＭＶＰを目指すことにも意味があった。

２０２２年シーズンはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とＭＶＰを争った。

８月末、エンゼルスタジアムで直接対決。大谷が２本本塁打。ジャッジが１本塁打の結果で、この３連戦では大谷が上回った。やはりＭＶＰ獲得は意識していたのか。

「ワンシーズンプレーしてきたのが、そういう形になるというのはプレーヤーとしては大事なことだとは思うので、まずはこのペースでしっかり出続けることが大事かなと思ってます」

ベストパフオーマンスを続ける原動力にもなったＭＶＰのタイトル。

チームのプレーオフ進出の可能性が薄れるなかでも、勝利に導くことが必然的に栄誉につながると感じていた。

「モチベーションにはなりますね。そういう形になるかならないか、プレーヤーとしては違いは出てくるかなと思うので。ただ一試合一試合、今日のいい場面で打ったのもそうですけど、勝ちを意識して頑張って行けば、自ずと数字はついてくると思うので、一番はそこかなと思います」