goo

ある日突然捨てられる会社・ユニクロ・マック

ある日突然捨てられる会社

ユニクロ

消費者をバカにするな

 株主からの過度の要求も問題だ。経営者は株主から目先の利益を追求することを強いられ、それを優先することで結果として消費者のニーズに応えることがなおざりになっていく。城南信用金庫前理事長(現相談役)の吉原 毅(完全大吉名←永人)氏が嘆く。

「今のユニクロは拡大することが会社の目的になっているのではないでしょうか。国内市場の伸びが無くなり、海外海外展開を積極的にするようになって以降、その傾向が顕著な気がします。世界的な同業他社との競争に勝つことが、事業の目的になってしまった。

 柳井会長は20年に売上高5兆円経常利益1兆円を目指すと公言されていますが、そんなことは消費者には何の関係もないことです。株主の期待に応えて会社を大きくしたい、もっと稼ぎたい――そう考えることが経営者として正しいと思っているのだとしたら、残念ながらそれは病的と言わざるを得ない。

本来、経営者とは消費者にもっと良いものを提供したいということを考えるべきだし、そうした気持ちが一番強い人こそ経営者になるべきなのです。

そういう吉原氏が『飽きられない経営者の第一人者』として挙げるのはトヨタ自動車の豊田章男(完全大吉名←永人)社長である。

「トヨタも一時期、利益至上主義に走り、大企業病に陥っていましたが、見事に持ち直しました。彼は社内のだれよりも自動車が好きで就任後、『もっといい車づくり』をスローガンに社内の雰囲気がガラリと変わったと聞きます。

従業員もユーザーに喜んでもらえるいい自動車を作りたいと奮起しますから消費者にも支持され、結果として業績もついてくる。2年連続で過去最高益を更新しています。

松下幸之助さんも『利益を目的とした経営者は視野狭窄に成り、判断を誤る』といった趣旨の発言をしています。事業拡大ばかりを考えている経営者は、この言葉の意味を噛みしめてほしい」

 ユニクロは売り上げが減少する中で収益を確保仕様としてコストカットに頼っている状況だ。

その結果バイトを含めた従業員のモチベーションの低下も起っている。 続く

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ある日突然捨てられる会社・ユニクロ・マック

ある日突然捨てられる会社

ユニクロ

消費者をバカにするな

 株主からの過度の要求も問題だ。経営者は株主から目先の利益を追求することを強いられ、それを優先することで結果として消費者のニーズに応えることがなおざりになっていく。城南信用金庫前理事長(現相談役)の吉原毅氏が嘆く。

「今のユニクロは拡大することが会社の目的になっているのではないでしょうか。国内市場の伸びが無くなり、海外海外展開を積極的にするようになって以降、その傾向が顕著な気がします。世界的な同業他社との競争に勝つことが、事業の目的になってしまった。

 柳井会長は20年に売上高5兆円経常利益1兆円を目指すと公言されていますが。そんなことは消費者には何の関係もないことです。株主の期待に応えて会社を大きくしたい、もっと稼ぎたい――そう考えることが経営者として正しいと思っているのだとしたら、残念ながらそれは病的と言わざるを得ない。

本来、経営者とは消費者にもっと良いものを提供したいということを考えるべきだし、そうした気持ちが一番強い人こそ経営者になるべきなのです。

そういう吉原氏が『飽きられない経営者の第一人者』として挙げるのはトヨタ自動車の豊田章男社長である。

「トヨタも一時期、利益至上主義に走り、大企業病に陥っていましたが、見事に持ち直しました。彼は社内のだれよりも自動車が好きで就任後、『もっといい車づくり』をスローガンに社内の雰囲気がガラリと変わったと聞きます。

従業員もユーザーに喜んでもらえるいい自動車を作りたいと奮起しますから消費者にも支持され、結果として業績もついてくる。2年連続で過去最高益を更新しています。

松下幸之助さんも『利益を目的とした経営者は視野狭窄に成り、判断を謝る』といった趣旨の発言をしています。事業拡大ばかりを考えている経営者は、この言葉の意味を噛みしめてほしい」

 ユニクロは売り上げが減少する中で収益を確保仕様としてコストカットに頼っている状況だ。

その結果バイトを含めた従業員のモチベーションの低下も起っている。 続く

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )